憧れの分配生活が、取り崩しているだけ!?特別分配型は元本を取り崩す 投資初心者が知らなかった資産運用
(RIA JAPAN広報部記述)
このシリーズは、3年以上RIA JAPANのコラムを読んだ投資初心者に依頼して、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について執筆いただきます。
投資初心者さんの執筆記事は第136回目になります。
今回はREIT(リート:不動産投資信託)について執筆いただきました。
誤解が無いように一部表現を校正した箇所があります(*)は編集部校正。
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不労所得には夢がある。
たしかに事実です。
働かずに収入があって、それで生活ができる環境。
夢のような世界です。
ですが、実際には難しいのは皆さんよくわかっているでしょう。
「不動産投資で不労所得」というのも、夢見る図式でしょう。
でも、簡単な話ではありません。
建物や部屋を貸して利益を得ますが、そもそも部屋を借りてくれないと始まりません。
ビル1棟にまるごと投資などになれば、びっくりするぐらいの莫大な資金が必要です。
そこで、もっと手軽にできるREIT(不動産投資信託)に注目している投資もいるようです。
手間をかけずに不動産投資ができるREIT
REITとは、不動産信託投資です。
Real Estate(不動産) Investment(投資) Trust(信託)の略称です
自分で不動産投資する代わりに、投資法人が不動産投資します。
この投資法人は特別な形で、ほかの業務はできません。
単なる器にすぎないため、資産運用会社が委託を受けて業務しています。
物件のリサーチや集金など、運用会社が代わりするので手間いらず。
簡単にできる不動産投資としても知られるようになりました。
不動産投資は不労所得なんて呼ばれますが、集金だけでも結構な手間です。
手間を減らそうと思ってサブリース会社と契約すれば、利益はどんどん取られます。
REITでは住宅、オフィス、ショッピングモール、物流倉庫等の様々なカテゴリーがあります。
こうしたカテゴリーに自分だけで投資するならば莫大な資金が必要です。
しかし、REITでは少額から投資ができるということもあり、人気を集めるようになりました。
NISAやiDeCoでREITに投資するには?
運用益が非課税なNISAでREITに、iDeCoでやREIT関連ファンドに投資することができます。
NISAではREITに直接投資が可能です。
iDeCoではREIT関連のファンド(投資信託)を購入することで投資ができます。
(ファンドの場合は)もちろん、信託報酬などのコストにも注意して選ぶ必要もありますね。
非課税制度をまだ使っていない人や非課税投資枠が余っている人は選択肢に入ってくるでしょう。
REITでは定期的な分配金での収入インカム戦略が狙えます。
しかし、収益が出ても運用会社が収益を持って行くのではないか、不安になるでしょう。
ですが心配ご無用。REITは配当金などでの資産形成に適しているといわれています。
なぜなら日本のREIT、J-REITでは*90%以上を分配に回すと、REITに法人税がかかりません。
(*REITそのものはこの形態。REITファンドは当てはまらない。REITそのものがファンドよりも結果的にコスト安運用となる。)
そのため、投資法人側が税金面で大きなメリットがあるんです。
実態面でJ-REITは90%以上を分配金に回しています。
金利上昇局面ではREIT価格下落に注意
多くのREITでは、レバレッジという借入金を使うことでリターンを上げる手法が取られています。
てこの原理で、より大きなリターンを狙えるという仕組みです。
しかし、世界的な金利上昇局面ではREITの支払い利息が増えてしまうことになります。
従って、金利上昇局面ではREITの価格下落が起こる可能性が強まります。
でも、これまで国内債券などの期待リターンの低い投資をしていた人は、
REITの長期保有に切り替えると、お手軽に定期的な資産積み上げが狙える可能性があるのではないでしょうか。
不動産投資に興味があるけど、経験が無い人は選択肢の一つとして*REITへの投資を考えてみてもいいのではないでしょうか。
それぐらい魅力が詰まっている方法ですよ。
※本コラムは特定の有価証券又は金融商品を勧誘するものではありません。また、特定の資産クラスに対する今後の方向性を保証するものではありません。
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(以下、編集後記)
今回、投資初心者さんには、REIT(不動産投資信託)について執筆いただきました。
不動産投資で成功するには物件の調査や物件を選定する「目利き」であることが一般的に求められます。
しかし、REITではそういった手間をREITが負担してくれます。不動産投資のプロでなくても始めやすいという利点があります。
また、REITの分配金を計画的に受け取ることができます。
ただしREITとREIT関連の投資信託では、コストに違いがあります。
売買の譲渡益で利益を得るキャピタルゲインでなく、配当・分配金で利益を得るインカムゲインを得られるため、REIT関連商品はインカム戦略を選ぶ際の選択肢の一つになりうるでしょう。
更に、REIT関連の投資信託がiDeCoでも投資可能な点は是非知ってほしいと思います。
実際にiDeCoで投資可能な銘柄の内、低コスト銘柄を一覧にて紹介した書籍があります。
・著書「NISA・つみたてNISA・iDeCoプロの選び方教えてあげる!」
P142以降にREITカテゴリーについて解説しています。
NISA・つみたてNISA・iDeCoプロの選び方教えてあげる!Amazon販売ページ
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繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に弊社発信のコラムで、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について記述してもらったものです(第136回目)。
※本コラムは特定の有価証券又は金融商品を勧誘するものではありません。また、特定の資産クラスに対する今後の方向性を保証するものではありません。
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