今話題のETFって投資信託とリターンがどのぐらい違うの? リターン比較
2024年4月も国内追加型投信の資金流入額でトップは「オルカン」でした。
日本では「オルカン」は登録商標となってしまっています。MSCI ACWIに連動する、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が2022年1月28日に商標登録をしています。
指数の略称の登録商標が認められたことには違和感を感じます。一方、優れたブランディングに繋がる、登録商標の活用の事例かもしれません。
今回のコラムで言うオルカンはMSCI ACWI(オール・カントリー・ワールド・インデックス)の略です。
「ACWI」としたほうが、混乱しなくて良いかもしれませんね。
代表的な全世界株指数 MSCI ACWIの組入銘柄の入替えを、MSCIが2024/05/14に発表しました。
121銘柄が除外され、42銘柄が追加されます。
2024/05/31の取引終了時点で実施されます。
日本株は15銘柄除外、1銘柄採用
日本株は15銘柄が除外、1銘柄が追加されます。
内容出所:Bloomberg 2024/05/15 AM8:35更新『MSCI、ACWI、シャープなど日本15銘柄含む121除外-42追加』
中国株56銘柄除外へ。インドは?米国は?
中国株は56銘柄が除外、10銘柄が追加されます。
インド株は3銘柄が除外、13銘柄が追加されます。
アメリカ株は15銘柄が除外、4銘柄が追加されます。
インデックス投資でゾンビ企業が生き残る訳ではない
とある経済解説で、インデックス投資はゾンビ企業を延命させる。アクティブ投資を活用すべき、といった論調がありました。
多くがアクティブ型の投資信託の販売をしている人(または関連会社)からの発信です。セールストークである可能性があるのです。
インデックスによっては、今回のように入替えが行われ新陳代謝が働いているケースがあること、
選択するインデックスによっては厳選された銘柄になっていること
を理解してほしいと思います。
※本コラムは特定の有価証券又は金融商品を勧誘するものではありません。