投信の手数料打ち切りも 米国投資家に学ぶべきコト
例年、3月は相場の動きが激しくなる傾向があるように思います。
その理由の一つとして、年金機構等の機関投資家のリバランスが考えられます。
例えば、GPIF(国民年金基金連合会)が発表したポートフォリオ(2023年12月末時点)では、
外国株式:25.14%、国内株式:24.66%という配分になっていました。
その後、2024年3月6日時点で株価指数の年初来リターンは
S&P500:+6.47% ナスダック100:+6.37% 日経平均株価:+19.80%
(出所:Bloomberg より3月6日取得)
と上昇しています。
USDJPYの為替水準で、日本円ベースではドル建て投資分は、
円安の影響で更に日本円評価で上昇しているでしょう。
外国株式や国内株式が、価格上昇により配分が大きくなり、
基本ポートフォリオの25%を上回る可能性が考えられます。
(ポートフォリオの上限では外国株式:25%+7%、国内株式:25%+8%)
そこで、外国株式と国内株式を売却し、その他の資産を買うリバランスが行われるケースが考えられます。
外国債券も、為替影響で売却する可能性もあるかもしれません。
3月の相場が激しく動く要因に、このような機関投資家によるリバランスが関係している可能性があると我々は考えます。
2020年3月26日に日経CNBCにて安東隆司が解説した際にも、
市場は波乱の様相を呈していました。
相場が大きく動いた要因や、富裕層は相場下落にどのように備えているのかを解説しています。
【トクするおカネ学】下落相場に富裕層はどう備えているのか
1分32秒ころからS&P500の騰落率のデータが表示されています。
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