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米国の長期外貨建て債格付けが「AAA」から「AA+」に引き下げられました。
日本時間2023/08/02AM6:13(米国東部時間2023/08/01 PM17:13)にフィッチ・レーティングスが発表しました。
2023/5/24に、米国債の格付を格下げする方向で見直すことを意味する「ネガティブ・ウォッチ」に既に指定されており、2カ月少々を経て実際に引き下げをしたものです。
格下げの理由は何だったのか
フィッチは「米国の格下げは今後3年で予想される財政状況の悪化、高水準で拡大しつつある一般政府債務負担、過去20年間の他の「AA」および「AAA」格付け諸国・地域と比較したガバナンス(統治)の低下を反映している」と説明した。
出所:Bloomberg 2023/08/02 『米が「AAA」格付け失う、フィッチ格下げ-財務長官は強く反論』
今回のAA+への格下げにより、格付の見通しは「安定的」に変更しました。
S&Pは2011年にAA+に格下げ
格付大手のS&PグローバルはAAAをAA+に2011年に引き下げています。
フィッチの今回の格下げでS&Pの水準と並んだ形です。
米国財務長官であるイエレン氏は、この決定に強く反論を行いました。
これは当然の行動と考えられます。格下げを容認する立場をとることは無いからです。
市場は変化し、新たな常識が形成される場合も
既にS&Pが下げた水準へのフィッチの格下げではあります。
しかし債券市場や外国為替市場に影響を及ぼすことが見込まれます。
実際に米国2023/08/01の投資適格社債ETFでは1.00%の価格下落がありました。このニュースに関連していたのかは不明ですが、比較的大きな変動率といえるでしょう。
市場の変化はいつも起こり得ます。
過去に大きな常識の変化が要求され、従来のシナリオが通用しなくなる時もあったのです。
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