算定基礎届の文字が小さすぎる! 視力検査ですか? Gビズの虫眼鏡対応の改善を期待します
皆さま、こんにちは。
RIA JAPAN おカネ学株式会社 20代若手社員です。
算定基礎届の提出だったり、国や行政に申請・提出する書類は多岐に渡ります。
また、こうした公文書は電子申請した際には「受領のおしらせ」などが電子公文書の形式で受信するでしょう。
本日はこの電子公文書を開くプログラムについて執筆したいと思います。
また、PCの操作や本コラムについてのお問合せは電話・メール問わず受け付けておりません。
(執筆:RIA JAPAN広報部)
XMLファイルとXSLスタイルシートは2つで1つ!ファイル移動厳禁!
電子公文書は「XMLファイル」「XSLスタイルシート」という2つのファイルから形成されています。
「最終的に開くファイルがXMLファイルだからXSLスタイルシートは削除したり、他のフォルダに移動したい」
このように感じる人もいらっしゃるでしょう。
しかし、XMLファイルとXSLスタイルシートは2つが同じファイル内にないと正常に表示ができません。
ざっくりと説明すると「XMLファイルが本体」「XSLスタイルシートは開くための鍵」といえます。
従って、移動したり、削除することは避ける必要があります。
XMLファイルが真っ白で表示できない?ブラウザの問題かも?
しかし、いざXMLファイルと開こうとしても、多くのWindows10ではXMLファイルを開くためのプログラムが事前に設定されていません。
日本で最も多くの人が使用している*Webブラウザ「Chrome」にて開いてみると、
ブラウザ上が真っ白で、何も表示されません。
「e-GOV」や「届書作成プログラム」などで受信できる電子公文書はChromeに対応していないのです。
実は、XML形式の電子公文書はInternet Explorerでの環境が推奨されていたのです。
(*世界的な調査会社 statcounter Global Stats より、2021年12月~2022年12月日本のブラウザシェア率 Chromeはトップの50.4%を記録)
Internet Explorerは2022年6月にサポート終了、現在での開き方は
20代以上の人が初めてインターネットに触れた時、多くはInternet Explorerでインターネットに接続したでしょう。
しかし、そんな歴史あるブラウザのInternet Explorerはセキュリティホールなど安全性の問題などが発生。
2022年6月に正式にサポートが終了しました。
そしてMicrosoftでは後継サービスである「Edge」の使用を推奨しています。
しかし、電子公文書は「Edge」でも閲覧することはできません。
Edge内のInternet Explorerモードを使用しないと閲覧ができないのです。
サポート終了したプログラムでないと閲覧できない形式である必要性は?
つまりサポート終了したプログラムでないとファイルが正常に届いたか確認することすらできないのです。
電子申請が普及しつつある昨今でこの仕様は少し遅れていると感じてしまいます。
ファイルの形式を変更することはシステムにとっても大きな変化が必要でしょう。
国民の大切なデータを守る観点から変更することは簡単ではありません。
ですが、せめて「申請が受領したのか」、「不備があり修正や再提出が必要なのか」などだけでもXML以外で判明できるようにしてほしいと感じました。
デジタル庁が発足し、電子申請できるものも増え、少しずつ進歩していると私は思います。
是非、更なる電子化の普及に向けて、関係各所の動きを応援したいと思います。
※本コラムでの環境は一例です。
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