算定基礎届の文字が小さすぎる! 視力検査ですか? Gビズの虫眼鏡対応の改善を期待します

安東隆司

安東隆司

テーマ:若手社員の備忘録

社会保険の算定基礎届の期限が迫っています。
この手続きを若手社員が行っているのですが、以前として不便です。
文字の表示が、とんでもなく小さいらしいのです。
虫眼鏡を併用しないと、見えないくらいのサイズのようです。
老眼の始まった50歳台の我々には、とても対応が無理です。
しかし、20歳台の若手社員であっても「目が痛い」と言っていました。

2021年9月にも採り上げた事柄なのですが、現在もあまり改善されていません。(特定の環境だけかもしれません。また当時と異なる点もあるかもしれません)
デジタル庁の旗振りで、ユーザーにとって入力がしやすい環境が整うことを期待しています。
2021年9月の記事を以下に再掲したいと思います。

********************
RIA JAPAN おカネ学株式会社 20代若手社員です。

2021年9月1日よりデジタル庁が発足し、行政全体でもDX化推進に向けて取り組みが加速しています。

弊社は2021年6月下旬より、算定基礎届などといった社会保険関連の届出を電子申請で行っております。
手書きだと書類作成の手間や、書き損じなどでやり直しや訂正印など、大変に感じる点が多いと思います。
一方、電子申請の場合は使用する紙も減りますし、とっても便利に感じますよね。

今回はこの電子申請で使用したGビズIDの届書作成プログラムについて、お話したいと思います。
(本日の内容は資産運用とは関係のない番外編です)
※本記事の情報は2021年9月現在の情報です。
※正確性を保証するものではございません。
※PCの操作や本コラムについてのお問合せは電話・メール問わず受け付けておりません。ご了承ください

Gビズとは?様々な行政サービスにログインできるサービス

まず、算定基礎届など、社会保険関連の届出ではGビズIDを使用した申請が可能です。
このGビズIDとは、1つのID・パスワードで様々な行政サービスにログインできるサービスです。社会保険関連の手続きのみならず、行政サービスポータルサイトのe-Govや、金融庁への申請なども可能です。

弊社では社会保険関連の届出にGビズIDのアカウントを活用しました。
そして、実際に届書を作る際には「届書作成プログラム」というソフトを活用する必要がありました。

届書作成プログラム、文字がとんでもなく小さい!

実際に届書作成プログラムをPCにインストールし、セットアップを始めた時の画面がこちらです。
届書作成プログラム
(画像はクリックで拡大可能です)
インストールが終わり、プログラムを立ち上げた時の実際の写真です。
サイズがわかりやすいように1円玉を横に並べて撮影しました。
とても文字が見えにくいですよね。
私はWindows10 SurfacePro7を活用しています。
画面に関する特定の設定などはしていなく、ほとんど初期設定のまま使用しています。
このフォントの小ささはとても見えにくく感じます。

実際に算定基礎届を作成する画面での文字サイズはこちらです。

(この画像だけ100円玉で撮影しました)
表示される列の項目が見えにくいサイズとなっています。
実際に作業をする時にはWindows10にあらかじめインストールされていた「拡大鏡」アプリを使用して画面をズームして作業をしていました。
作業の時には毎回、拡大鏡アプリを使用しなければいけないのでとても手間に感じてしまいます。

操作説明書には対策が記載。しかし改善せず

日本年金機構ではこの届書作成プログラムの操作説明書が公開されています。
そこではPCの設定を変更することでフォントサイズが変更できるとの記載がありました。

※フォントサイズは「コントロールパネル」にて「画面」を選択すると変更できます。
Windows8.1の場合
 「コントロールパネル」内の「デスクトップのカスタマイズ」から
 「個人設定」→「ディスプレイ」を選択し、「小-100%(規定)」と設定します。
Windows10の場合
 スタートメニューから「設定」→「システム」→「ディスプレイ」の順に選択し、
 「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」のつまみを一番左まで
 ドラッグして「100%(推奨)」に設定します。
なお、変更するとWindowsの再起動が必要となる場合があります。

出典:日本年金機構 届書作成プログラム説明書(詳細版)より一部抜粋

届書作成プログラム操作説明書(詳細版)(PDF)


私のPC環境ではWindows10でしたので実際に手順通りに行うと、「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」の部分が「200%(推奨)」と表示されていました。
そこを説明書の通りに100%へ変更した画像が以下の通りです。

先ほどよりも全体的にサイズが小さくなってしまい、改善したとはいえません。
一方、先ほどの設定箇所を200%以上に設定すると、テキスト自体は大きく表示されますが、表のテキストなど一部のテキストサイズが小さいままでした。

ディスプレイの解像度を変更することで解決

「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」の数値では全てが改善できませんでした。
そこで、次に「ディスプレイの解像度」を変更してみることにしました。
私のPC環境では初期値「2736 × 1824(推奨)」と表示されていましたが、これを最も小さい「800 × 600」という数値に変更し、届書作成プログラムを立ち上げなおしてみたところ、改善が見込まれました。

他の画像に比べて格段に見やすくなっているのがわかるかと思います。

しかし、画面全体のサイズ感が大きくなるため注意

この対策方法では一見解決したように見えますが、画面全体が大きくなるため、複数ウィンドウを活用しての作業が極端にやりにくくなってしまいます。
例えば、他アプリで資料を開きながらこの届書作成プログラムにデータを入力する作業の場合、ウインドウが一定サイズ以下に小さくならないため、複数アプリを左右に並べて表示しての作業ができなくなってしまいます。

年金事務局関連部署には報告済み。今後改善の見込みが

本件につきまして、症状と私のPC環境、対策の方法などを日本年金機構、電子申請関連窓口に電話にて報告させていただきました。
今後、届書作成プログラムのアップデートで改善の可能性があるかもしれない。とご回答いただきました。
もし、届書作成プログラムのフォントサイズでお悩みの人がいらっしゃったら本記事がお役に立てますと幸いです。

記述:RIA JAPAN 若手社員
※本記事の情報は2021年9月現在の情報です。
※正確性を保証するものではございません。
※PCの操作や本コラムについてのお問合せは電話・メール問わず受け付けておりません。ご了承ください

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安東隆司
専門家

安東隆司(投資顧問)

おカネ学株式会社 Reliable Investment Advisors Japan Co.,Ltd(英文名称 略称 RIA JAPAN)

富裕層の資産の管理や運用、承継などを行う。売買手数料0などお客様と利益相反の少ないサービスを追求。また、海外ETFを中心とした資産形成の知識・経験が豊富。テーラーメードの投資助言を大切にしている。

安東隆司プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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