「債券」でも安心とは限らない。仕組み債のリスクって? 投資初心者が知らなかった資産運用
(RIA JAPAN広報部記述)
このシリーズは、1年以上RIA JAPANのコラムを読んだ投資初心者に依頼して、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について執筆いただきます。
投資初心者さんの執筆記事は第67回目になります。
今回は資産運用のアドバイザーについて執筆いただきました。
誤解が無いように一部表現を校正した箇所があります(*)は編集部校正。
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自分で知らないことは、だれかに相談したいと思いませんか。
その相手はプロのように、高いレベルであることが求められるはずです。
これは投資でも同じで、まったく知らない状態では、先も見えてきません。
先がわからなければ、投資するわけにもいかないでしょう。
資産とはそれだけ大事なものだからです。
投資のプロとして、IFAやRIAも知られるようになってきました。
でも、いったいどんな違いがあるのか、パッと見ただけではわかりませんよね。
独立系?IFAはほんとに中立か
日本のIFAは、独立系ファイナンシャル・アドバイザーと名乗っています。
「日本の」としたのは、アドバイザーの基準がアメリカと異なるからです。
たとえばIFAは日本ではアドバイザーと名乗っていますが、アメリカでは名乗れません。
なぜなのか、この条件を踏まえてみていきましょう。
IFAは資産運用のアドバイス*をしますが、正確に表記すると、金融商品仲介業者です。
日本では仲介するためには金融機関で外務員登録をしなければいけません。
つまり、完全に独立した存在とはいえない部分を持っています。
IFAとしてみれば、どこかに登録している以上、完全に独立して中立とはいえないところがあります。
IFAの多くは、金融機関側から報酬をもらうのもポイントです。
金融機関の商品を売って、報酬をもらい、利益を上げる存在。
こうなると、中立というよりも金融機関よりのアドバイザー*である部分があります。
「相談者側」というよりも「金融機関側」であると言い換えてもいいでしょう。
金融機関側としては高コストの商品が売れた方が自分たちにとって収益に繋がります。
そうすると、IFAは自分たちの収益を確保するため、高コストの商品を勧めてしまいがちになるのです。
利益が出ないと生活できないですからね。
(*注 アドバイス(助言)、アドバイザー
一般的なアドバイス、アドバイザーをここでは企図しています。
金融商品取引法の助言は、「投資助言・代理業」の登録を受けた者しかできません。
IFAなどは金商法上の助言者・アドバイザーではありません)
Win-WinになるRIAの方向性
RIAは相談者から対価をもらいアドバイスする存在です。
投資のアドバイス*という面ではIFAと似ていますが、方向性がまったく違います。
例えば、契約資産に対して1%の報酬契約をしたとしましょう。
相談者の資産が増える助言をすれば、RIAの報酬も少し増えるわけです。
ベースになる契約資産が増えると、RIAも儲かる。
仮に契約資産が減れば、RIAの儲けは減ってしまうのです。
こういった報酬体系をフィーベースとも呼びます。
フィーベースでは商品販売に依存する必要がありません。
金融機関に属する必要もなく、相談者の資産が増える助言に集中できるのです。
RIAなら金融機関が儲かる助言は必要ありませんので、相談者とRIAはWin-Winの関係といえます。
一緒に将来を目指すRIA
アドバイスを受けるとしたら、どちらがいいでしょうか。
この2つは見ている方向性が違う存在です。
もちろん、IFAが仕事をせず、相談者の利益を無視するわけではありません。
そんなことをしたら、だれからも信用されなくなるでしょう。
それでも、金融機関側の利益をだし、自分の生活を守らなければいけないのは事実です。
RIAは資産運用を成功させるという同じ方向を向いています。
RIAは、日本でまだ知名度が高くありませんが、アメリカではどんどんと拡がりを見せています。
アメリカでは6万人以上のRIAが活躍しています。
日本ではまだまだわずかですが、自分の資産を守り利益を考えるパートナー。
RIAはそういう存在なのです。
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(以下、編集後記)
今回、投資初心者さんには、資産運用のアドバイザー*について執筆いただきました。
資産運用に関するアドバイザー*はFP、IFA、RIAなど様々な種類がありますが、それぞれの特徴があることを知ってほしいと思います。
下記リンクよりRIA JAPANが発信してきた関連コンテンツが閲覧可能です。
【関連記事】
・東証マネ部! 安東隆司インタビュー記事
【アメリカでは6万人以上が登録 「対価をもらうからこそ、顧客の立場でアドバイスができる」。RIA(投資助言業)のメリットとIFAとの違いとは】
顧客の立場でアドバイス RIA(投資助言業)のメリット
・みんなの投信Online RIAの特徴についてインタビュー記事
安東隆司がRIAの特徴や、日本での普及についてインタビュー回答した記事が掲載されています。
正しい投資教育の機会を見つけるために、私たちが知っておくべきこと
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・著書「お金を増やすならこの1本から始めなさい」
P154より金融アドバイザーについて解説しています。
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繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に弊社発信のコラムで、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について記述してもらったものです(第67回目)。
セミナーや講師のご用命は下記リンクの弊社HPお問合せフォームよりご連絡ください。
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