2021年9割がプラスリターンの投信市場、マイナスリターンのワースト10に、トルコリラが占めた割合は?
シリコンバレー・バンク(SVB)が経営破綻しました。
全米16位規模の破綻です。
2023/03/13 AM8時時点では、シリコンバレーバンクの預金を完全保護の方向に財務省が舵を切りました。
2023/03/13 AM7時までの報道では、ダメージが避けられない様相でした。
・預金保護は1口座あたり25万ドルまで
・1560億ドルが預金保護の対象外
・米国の金利上昇で債券時価評価での含み損が拡大
・2023/03/09(日本時間3/10朝)に▼60.40%の下落
・2023/03/10 経営破綻 週末の預金引き出し不可に
今回は財務省が預金の保護に動くことになりました。
しかしこのような経営破綻が発生した場合、「もはや手遅れ」かと心配したSVB取引者が多くいたということです。
株価上昇ランキング銘柄が破綻
相場が強かったここ数年は、ある意味どんな運用でもそれなりにリターンを得ることができたでしょう。
より高いリターンを求めた結果、リスクの高い資産に配分してしまった結果で、「失敗した」「やるべきではなかった」と後悔する事例が今後出てくることでしょう。
データ Bloomberg チャートは2023/03/09売買停止前水準
経済番組のランキングで採り上げられていた銘柄でもありました。
2023年2月時点では、あるランキングでSVBはプラス40%もの株価上昇と紹介されていたようです。
過去のリターンが高いから
という理由で、この銘柄に配分した投資家は痛手を負ったでしょう。
預金は保護されても、株式投資家は保護されない形が普通です。
手遅れになる前に考えるべき、セールスパーソンが語らない事柄
以前から警鐘を鳴らしてきた
・レバレッジを過度に使った取引
・オルタナティブ投資で、実際には換金性のない商品
(プライベート・エクイティ、プライベート不動産ファンドなど)
・集中した資産配分
・両替コストの膨大な、新興国通貨や債券関連取引
は今後に影響が出てくる場合が考えられます。
商品販売をしている人々は、実際のダメージを投資家にしっかり語らない場合がほとんどでしょう。
しっかりと語ると、商品が売れなくなるためです。
金融商品の販売に携わっている人は、「売る」ことが仕事なのです。
だからこそ、アメリカでは中立なアドバイザーに資産運用の相談をするのがスタンダードになってきているのです。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の有価証券その他の投資商品についての勧誘や、売買の推奨を目的としたものではありません。
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