ランクイン中!銀行員や販売者が言えない、資産運用の真実が語られた本は?
2022年10月の全世界株式市場パフォーマンスは
グローバル(先進国+新興国)は5.93%(直近1カ月)。
▼22.61%(年初来)でした。
2022年9月の同指数は ▼9.85%(1カ月)、▼26.95%(年初来)でした。
データ:S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス
株式のみならず債券価格も下がっている2022年。
そんな中で9月の大幅下落から一転した10月に、世界の投資家が資金を投じたETFは何だったのでしょうか?
危機時に投資を行う分野は、やはり透明性、流動性
2022年10月に新たな資金流入のあったETFのTOP4は
実は2つのカテゴリーでした。
TOP3は、ある米国の同一インデックスのETF、大手3社の揃いぶみでした。
第4位は、債券カテゴリーでした。
このコラムでは特定の銘柄を推奨する目的ではありません。ここで銘柄の紹介は控えます。
いずれも透明性が高く、流動性(換金性)にすぐれた商品です。ここが投資の王道でしょう。
透明性のない商品では、今回の暗号資産の破綻で判明したように、実際の裏付け資産は公表と大幅に違う!といったことが起こりえます。
世界の投資家がツールに使う、透明性と流動性の高い商品が投資の王道なのです。
資産運用の王道に資金流入
お金を増やすために必要なことは、奇をてらったものではないと筆者は考えています。
世の中のみなさんが使っているサービスは米国の会社でないですか?
また、世界の時価総額に占める米国の割合が多いのです。
世界の株式に投資を行うのであれば、基軸は米国です。
そして、米国の数多あるインデックスの中で3つのインデックスが有名です。
今回TOP3を独占したのは、ある程度分散が効く社数に分散する指数で、IT関連などには偏っていない指数でした。
資産運用の定番教科書、株式+配当の2銘柄がそのものズバリ!
資産運用をとても簡単に行うために、 わずか2銘柄で株式+債券の分散投資を行う方法があります。
ネタバレになるのでここでは詳細は述べません。
ポイントは
アメリカの株式ではこの3銘柄から1銘柄を選び、○○債ETFの1銘柄と合わせて2銘柄を半分ずつ買えば、もう出来上がりです。
出典:元メガバンク・外資系プライベートバンカーが教える お金を増やすなら この1本から始めなさい 安東隆司著
P284 具体的にはコレ!配当も狙うならこの2本を買いなさい より一部引用
P285で紹介している4銘柄が、2022年10月に世界のETF市場で資金流入しているTOP4と全く同一だったのです。
世界の資産運用の王道、Back To Basicだったといえるのではないでしょうか?
この本は2019年に発売され、重版となっている、定番の資産運用の教科書です。
暗号資産(仮想通貨)や仕組み債、革新的テーマの投資信託などで大きな損失を抱えてしまった投資家がいるでしょう。
楽して短時間で儲かる!ような話には大きなリスクがつきものです。
そして、販売者は販売して収益を得、投資家は損を抱えてしまう場合もあるのです。
投資家は、販売者が決して教えてくれない、金融商品のカラクリを知ってから、投資に臨んでほしいのです。
第1章 広告で見かけるこんな商品、買ってはいけない!
お金を増やすなら、この1本から始めなさい 目次
第1章 広告で見かけるこんな商品、買ってはいけない!
商品1 「ファンドラップ」資産を預かり運用。その驚愕の手数料とは?
商品2 「高利回り」 の海外債券… 金利15%でも損する仕組みとは?
商品3 人気の「外貨預金」、高利回りでも負けてしまう理由
商品4 「特別金利キャンペーン」は、銀行が損しない商品
商品5 「外貨建て保険」は販売した金融機関に7%キックバックされる!
商品6 「バランス型ファンド」も種類によっては確実に損をする!
商品7 ハイイールド債券ファンド 高配当の裏に隠されたワナ
商品8 ノーロード(販売手数料無料)投信、中身は10年で手数料20%以上も!
商品9 「毎月分配型」投資が陥る「タコ足分配」で元本目減り
商品10 「元本確保型投信」は、実は元本割れもある
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