投信の手数料打ち切りも 米国投資家に学ぶべきコト
まだ日本でETFを活用している人がほとんどいなかった2007年。
RIA JAPANの安東隆司は、プライベートバンキング専業の欧州系信託銀行で海外ETFを活用した資産運用に携わりはじめました。
海外のヘッジファンドやプロや年金基金などは、ETFのコストの低さ、透明性などの商品性に注目し、活用を始めていました。
しかし日本ではまだ、登録されたETFがほとんどなかった時代でした。
海外の富裕層がETFを使ったポートフォリオ運用を活用し始める
2007年当時も、金融リテラシーの高い富裕層は海外ETFを活用したポートフォリオ構築を行っていました。
ヘッジファンド投資はコストが高い割に、成績が上がらないことに気づいた富裕層がアクティブ運用を止め、インデックス投資に切替えが始まります。
大きな契機は、金融危機(いわゆるリーマン・ショック)でした。
ETFという商品の認知度が海外で飛躍的に伸びたのです。
ヘッジファンドで換金できず、不透明な運用に懲りた富裕層がETFに着目したのです。
当時日本の自称PBは高コストの投資信託販売をやっていた
一方、日本の自称PBでは、あいかわらずのテーマ型の投資信託の乗り換えに精をだしていました。
売買の頻度で収益があがる「コミッション型」のビジネスモデルでは、コストの高い商品や、乗り換え時の販売手数料を稼ぐことに熱心だったのです。
日本のネット証券がETF活用をカンタンにしてくれた!
そんな日本ではETFの黎明期に、米国系のETFプロバイダー最大手が日本でETFの登録を始めます。
コミッション型ビジネスの対面証券では、キックバックのないETFの取り扱いに消極的です。
そんな中、日本のネット証券が海外ETFの取り扱いを開始してくれました。
先見の明があるネット証券は米国でヒットしていたETFに注目し、資産運用ツールである海外ETFを利用できるプラットフォームを作ってくれたのです。(感謝! 感謝!)
その後近年では、日本の資産運用会社もETFの信託報酬引き下げに努力をしてくれ、現在では海外ETFに遜色ないレベルまでの低コスト化が実現しています。
富裕層はRIAと契約しETF活用するほうが効率的
今でも、ファンドラップにETFを用いないケースがほとんどでしょう。
ETFでは受けられない、信託報酬キックバックを証券会社や販売者は手にしているからです。
このような、収益優先で、顧客のリターンが後回しになる「自称アドバイザー」との取引では、高コスト運用が避けられません。
海外の富裕層が実際に行っている、RIAと契約しETFを活用したポートフォリオ構築の方が、低コストの運用が実現できるのです。
しかし、日本では海外ETFをアドバイスに用いる事業者がまだ、少ないのが実情です。
海外ETF専門家 安東隆司の日系CNBC解説動画ダイジェスト版がTwitterに。しかも無料!>
日経CNBCは、日本経済新聞社と米国4大ネットワークのひとつ、NBCの子会社CNBCが中核になって1999(平成11)年10月に開局した24時間マーケット・有料経済専門チャンネルです。
画像は日経CNBC出演時の安東隆司(右側)
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