若いうちにスタートすれば900万円以上拠出も可能!?スタートは早いほどおトクなiDeCoの特徴 投資初心者が知らなかった資産運用
(RIA JAPAN広報部記述)
このシリーズは、1年以上RIA JAPANのコラムを読んだ投資初心者に依頼して、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について執筆いただきます。
投資初心者さんの執筆記事は第32回目になります。
今回の内容は銀行の特別金利キャンペーンについてです。
誤解が無いように一部表現を校正した箇所があります(*)は編集部校正。
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投資で大事なことは、手数料(コスト)が受け取る金額(リターン)を上回らないことです。
つまり、利益が出る状態を作ることにあるでしょう。
もちろん、いつでも利益が出るわけではありません。
しかし、受け取る金額をはるかに上回る手数料を支払うのでは、利益は出にくいでしょう。
初心者の陥りやすいところとして、見逃してはいけないポイントではないでしょうか。
一見お得に感じるキャンペーンでも銀行が損しない理由
大手メガバンク3か月定期預金の金利が0.01%前後です。
そんな中、定期預金の金利が5%という広告を見れば、ぜひ申し込みたいと思いませんか?
ですが、そんなに単純ではありません。
この金利適用には、『ファンドラップか投資信託の割合が50%以上』という条件があったのです。
例えば、1000万円を運用したとします。
定期預金は500万円まで。
ファンドラップや投資信託が500万円以上必要ということです。
この事例での購入時手数料や信託報酬などの隠れたコストを算出してみましょう。
まず定期預金500万円の金利は、表面金利5%でも受け取りには税金がかかります。
実際には3.984%の受け取りでした。
受け取り金額は
500万円×3.984%×3か月÷12か月=約4万9800円。(A)
投資信託にかかる購入時手数料は
500万円×3.3%=16万5000円。(B)
さらに投資信託の運用管理費用(信託報酬)として
500万円×2.42%=12万1000円(C)
受け取り金額が約4万9800円(A)に対して、手数料の支払い合計(B+C)は約28万円です。
(注:4カ月目から12カ月までの定期預金金利もありますが、ここでは割愛しています)
当然ですが、これだけの手数料を支払えば、金利5%のメリットは飛んで行ってしまいます。
一件投資家側がお得に見えるキャンペーンの背景にはキチンと銀行が儲かる仕組みがあるのです。
銀行も営利企業であることを忘れない
定期預金金利で得る分をはるかに上回る手数料が発生すれば、利益はなくなります。
「特別」キャンペーンは定期預金の金利がお得になるかもしれません。
しかし、金融機関が損をする仕組みを作ることはないのです。
一見お得に見えるキャンペーン広告には高コスト運用になる仕組みが隠れている可能性があります。
初心者だとお得感が先に出て、その先を見落としてしまうことがよくあるのです。
陥りやすいトリックこそ、その仕組みを知ることが大事なんですね。
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(以下、編集後記)
今回、投資初心者さんには、銀行の特別金利キャンペーンについて執筆いただきました。
RIA JAPANではかねてより著書やコラムを通じて警鐘を鳴らしてきました。
下記のリンクより発信してきたコンテンツが閲覧可能です。
・ダイヤモンドオンライン コラム
「特別金利キャンペーン」は、銀行がゼッタイに損しない商品だって知ってた?
・著書「お金を増やすならこの1本から始めなさい」
P42より特別金利キャンペーンについて解説しています。
「お金を増やすならこの1本」Amazon販売ページ
・小学館Precious.jp コラム
儲けるはずが逆に損してる!投資初心者がやりがちな「失敗事例」5選
・マイベストプロ コラム
やってしまった!投資初心者が陥りがちな失敗事例②(特別金利キャンペーン) 受取り5万円、支払い28万円!
繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に弊社発信のコラムで、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について記述してもらったものです(第32回目)。
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の有価証券その他の投資商品についての勧誘や、売買の推奨を目的としたものではありません。
本記事は信頼できると判断された情報等を基に作成しておりますが、正確性、完全性を保証するものではありません。