「債券」だから安心ではない!?隠れて潜む仕組み債のリスク! 投資初心者が知らなかった資産運用
(RIA JAPAN広報部記述)
投資初心者さんが執筆した記事は多くの人に閲覧いただきました。
これから投資を始めたいという人や、すでに投資を始めている人の参考になれば嬉しく感じます。
1年以上RIA JAPANのコラムを読んだ投資初心者に依頼して、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について執筆いただきます。
投資初心者さんの執筆記事は第30回目になります。
今回の内容はファンドラップについてです。
誤解が無いように一部表現を校正した箇所があります(*)は編集部校正。
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投資に詳しくないと、気が付かずに失敗の道をたどるケースがあります。
投資初心者だと、自分で知らない情報にあたるとなんでも鵜呑みにしがちです。
ある意味で知らない情報なのだから、頼りにするのは間違っていません。
しかし、情報を判断できないと、大きな過ちにつながるかもしれないのです。
特に注意したいのが。金融機関の販売者の言葉にあります。
初心者にとって、アドバイスは大事な手掛かりです。
ですが、鵜呑みにすると失敗する可能性があることを覚えておくべきでしょう。
初心者に優しそうに見えるファンドラップ
投資信託(ファンド)の運用を金融機関に一任するのが、金融商品の「ファンドラップ」です。
プロに自分の投資をお任せできるなら嬉しいですよね。
自分で選んで運用する必要がなく、知識の少ない投資初心者にぴったりだと思いませんか?
しかし、自分で選ばないので安心・便利に見える反面、ちゃんと手数料がかかります。
当たり前ですが、無料ではやってもらえません。
手数料を支払ってもメリットがありますが、大事なことはその手数料がいくらかかるか「わかっている」ことです。
費用は利益を相殺します
費用を差し引いて初めて利益になるわけです。
そこまで考えて、投資の予定も組んでいくでしょう。
ところが、説明されない(もしくは非常に見えにくい場所に表示されている)隠れた手数料があったらどうですか?
知らないでいると、利益どころか赤字になる可能性も出てくるのです。
隠れていた信託報酬
例えばファンドラップの手数料(ラップ・フィー)の記載があったとします。
「お客様にお支払いいただく費用は、契約資産の時価評価額に対して最大1.54%(年率・税込)となります」
こういう記述を見かけることはあるでしょう。
問題は『お客様にお支払いいただく費用は、』と記載されている点です。
ここだけ読めば、ほかには費用が掛からないと思うはずですよね。
1.54%で終わり。
それ以上の利益を出せばいいと考えるはずです。
ところが読み進めていくと別の記述が出てきます。
「ファンドラップ・フィーのほかに・・・」とあったりするのです。
「投資信託に係る運用管理費用(信託報酬)の合計が純資産総額に対して概算で0.60%~1.49%(年率・税込)かかります」
こう書かれていたらどうでしょう?
あくまでも一例ですが、
1.54%だと思っていたら、最大で1.49%がプラスされるのです。 最大3%もの手数料がかかる
としたら、予定が全く異なるでしょう。
ラップフィー+信託報酬というのが、実質コストになるのを見逃してはいけません。
自分自身を守るために
投資に手数料はかかります。
さまざまな形でかかるかもしれません。
大事なことは、いくらかかるか把握することです。
この手数料に対して利益が出るなら、投資する価値があるでしょう。
利益が出ないなら、投資するべきではないのは基本です。
隠れている手数料。
初心者の投資の計画を破綻させる材料になると思いませんか?
情報を鵜呑みにするのではなく、知識を身に着けないと自分自身を守れないのです。
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(以下、編集後記)
今回、投資初心者さんには、近年人気が上昇しているファンドラップについて執筆いただきました。
ファンドラップは販売額上昇が続き、人気の商品ともいえますが、手数料が2段階以上あることは知られていないように感じます。
RIA JAPANではファンドラップの場合手数料が2段階以上発生してしまうことに著書やコラムを通じて警鐘を鳴らしてきました。
下記のリンクより発信してきたコンテンツが閲覧可能です。
・ダイヤモンドオンライン コラム
「ファンドラップ」資産を預かり運用。その驚きの手数料とは?
・日経CNBC 「朝エクスプレス マーケットレーダー」解説
下記リンクで冒頭90秒が無料公開されています。
金融機関は教えてくれないコストの秘密②【ファンドラップ編】
・小学館Precious.jp コラム
儲けるはずが逆に損してる!投資初心者がやりがちな「失敗事例」5選
・ZUU Online コラム
金融機関があなたにラップ口座を勧める理由
・マイベストプロコラム(2021年6月、金融庁レポートデータを解説)
2段階以上のコスト構造なのに、広告の記載は? 見えにくいファンドラップのコスト
・著書「お金を増やすならこの1本から始めなさい」
P28よりファンドラップについて解説しています。
「お金を増やすならこの1本」Amazon販売ページ
・著書「iDeCo+NISA・つみたてNISA プロの運用教えてあげる!」
P186「ファンドラップの手数料は実質2段階以上」にて解説しています。
「プロの運用教えてあげる!」Amazonページ
・YouTubeチャンネル「所長解説のおカネ学」※1:50より解説が開始します。冒頭は安東隆司の自己紹介です。
ファンドラップ、手数料が2段階以上って? 【知ってトクするおカネ学】
繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に弊社発信のコラムで、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について記述してもらったものです(第30回目)。
セミナーや講師のご用命は下記リンクの弊社HPお問合せフォームよりご連絡ください。
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の有価証券その他の投資商品についての勧誘や、売買の推奨を目的としたものではありません。
本記事は信頼できると判断された情報等を基に作成しておりますが、正確性、完全性を保証するものではありません。