旬のテーマ型が落とし穴? 一過性のテーマ型投信に潜む「販売者側」の理論 投資初心者が知らなかった資産運用
(RIA JAPAN広報部記述)
投資初心者さんが執筆した記事は多くの人に閲覧いただきました。
これから投資を始めたいという人や、すでに投資を始めている人の参考になれば嬉しく感じます。
1年以上RIA JAPANのコラムを読んだ投資初心者に依頼して、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について執筆いただきます。
投資初心者さんの執筆記事は第28回目になります。
今回の内容は一般NISAについてです。
誤解が無いように一部表現を校正した箇所があります(*)は編集部校正。
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新年度がスタートし、生活環境にも変化が生まれてくる時期でしょう。
これから資産運用も始めようという人も多いはずです。
資産運用ではオトクな制度がいくつもありますが、一般NISAも大事な候補になってきます。
投資初心者では気が付かないポイントもあるので、これから始める人は注目してみてください。
運用して出た利益に掛かる税金を非課税にできる
資産運用は利益を出すことが大事です。
でも、考えてみてください。
得た利益から約20%(20.315%)の税金が引かれるのです。
せっかく儲かったのに2割も引かれたら、その分の利益を出さなきゃいけないことになります。
そこが非課税になると、どれだけ違いがあるかわかるでしょう。
資産運用の中には、この利益に掛かる税金が非課税にできる制度があるのです。
いくつか選択肢がありますが、非課税制度の中でも知名度が高い制度がNISAです。
NISAを利用すると、毎年一定金額の範囲内で購入した金融商品から得られる利益を非課税にできるのです。
この利益も2つに分けられます。
キャピタルゲインとインカムゲインですが、それぞれ違いがあるのです。
キャピタルゲイン:商品を売ったときに得られる収益。
インカムゲイン:商品を持っているときに得られる収益
NISAではこのどちらも非課税になります。
これが大きな武器なのです。
*併用する選択もある
(*注 1年の間はNISAか、つみたてNISAのどちらかを選択。今年NISA活用者が、来年はつみたてNISAを選ぶ、ということができるという意味)
NISAにも種類があります。
一般NISAは1年間あたり120万円までですが、5年までなので総額600万円になります。
一方でつみたてNISAは1年あたり40万円までですが、20年までで総額800万円です。
この違いが大きなポイントになります。
これだけ見ると、つみたてNISAの方が総額は大きく見えるかもしれません
ところが、一般NISAを5年使って、その後つみたてNISAを使うことができるのです。
この組み合わせにすることによって、非課税で運用できる総額はつみたてNISA単体よりも大きくなります。
・つみたてNISAを20年活用した場合
40万円×20年=800万円
総額800万円
・一般NISAを5年活用後、つみたてNISAを15年活用した場合
一般NISAを5年活用 120万円×5年=*600万円
6年目からつみたてNISAを活用 40万円×15年=600万円
総額*1200万円
(最大利用時。開始時により総額は異なります)
(* 新しいNISA制度では非課税枠上限120万円/年から増加する予定あり)
まとまってるお金があるなら一般NISAから
更に、一般NISAでは、投資家にとってメリットの多い海外ETFにも投資できます。
(ETFのメリットは本記事下部の関連記事にて紹介しています)
つみたてNISAに比べて、1年あたりの限度額が大きいため、まとまったお金の運用になる退職金の運用には一般NISAが適しているともいえるでしょう。
退職金運用で考えると、将来的には取り崩すことも考える必要があるでしょう。
その点でも短期間で大きい額を投資できる一般NISAが適しているのです。
ある程度まとまったお金から運用するなら、非課税制度をうまく使う方がメリットは出てきます。
これから非課税制度を使った運用を検討している人は、まず一般NISAから検討してみるといいのではないでしょうか。
こういうことも勉強すると、せっかくの利益を失わない方法が見えてきます。
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(以下、編集後記)
今回、投資初心者さんには、NISA(一般NISA)について執筆いただきました。
これまでRIA JAPANでは一般NISAなど非課税制度について、「使わないと、もったいない!」と数多く発信してきました。
下記リンクより発信してきたコンテンツが閲覧可能です。
関連記事
・ダイヤモンドオンライン コラム
NISA、iDeCoなど、20%トクする非課税制度をフル活用する基礎知識
・著書「お金を増やすならこの1本から始めなさい」
P230より非課税制度について解説しています。
「お金を増やすならこの1本」Amazon販売ページ
・著書「iDeCo+NISA・つみたてNISA プロの運用教えてあげる!」
P38「実は非課税枠が大きいのはNISA」にて一般NISAやつみたてNISAとの併用パターンなどを解説しています。
「プロの運用教えてあげる!」Amazonページ
・日本経済新聞 ETF記事で代表コメント掲載
ETFの仕組みと特徴 株と同様に売買、費用安く
・RIA JAPANが伝えたいETFのメリット、デメリットは?
RIA JAPANがETFのメリットとデメリットについて解説しています。
RIA JAPAN が伝えたいETFのメリット・デメリットについて
・YouTubeチャンネル「所長解説のおカネ学」
繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に弊社発信のコラムで、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について記述してもらったものです(第28回目)。
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の有価証券その他の投資商品についての勧誘や、売買の推奨を目的としたものではありません。
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