初心者でも投資はできる!投資初心者が気になった勉強のポイントを振り返ってみた!
(RIA JAPAN広報部記述)
投資初心者さんが執筆した記事は多くの人に閲覧いただきました。
これから投資を始めたいという人や、すでに投資を始めている人の参考になれば嬉しく感じます。
1年以上RIA JAPANのコラムを読んだ投資初心者に依頼して、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について執筆いただきます。
投資初心者さんの執筆記事は第26回目になります。
今回の内容はファンドラップについてです。
誤解が無いように一部表現を校正した箇所があります(*)は編集部校正。
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投資をするなら、儲けたい。儲かる選択をしたい。
だれもが同じですよね。
いろいろある商品の中で、ファンドラップという商品は知っていますか?
以前は、CMなどでもファンドラップを多く見かけたでしょう。
金融機関からも勧められる機会も多かった商品です。
広告ではお任せ運用なんて魔法の言葉もありました。
ラップって、いろいろ使われる機会がありますが、包むという意味があります。
ファンドラップのお任せ運用も、全部くるんで包んでお任せというわけです。
投資のプロが全部まとめて選んでくれるところに安心感はあります。
しかし、安心感があっても、儲けという部分ではマイナスになってしまうことがあるのです。
複数掛かる手数料
ファンドラップには手数料がかかります。
「ラップ・フィー」と「投資信託の信託報酬」
この手数料に気が付かない場合があるかもしれません。
契約資産の時価評価額に対して発生するのがラップ・フィーです。
ラップ・フィーは商品の手数料そのものなのでわかりやすいでしょう。
広告などでは大きく表示されていることもあります。
問題はこの先に*書かれていることが多い 運用管理費に当たる信託報酬です。
こちらは、投資している純資産総額に対してかかるのです。
普通に商品ページを読んだだけでは手数料が2段階あることは気づきませんでした。
この2段階の手数料がかかることを知らない人が多くいると思います。
(*注 ファンドの信託報酬や運用管理費用は、どのファンドを選ぶかによって異なることもあり、水準が明示されていないケースが多いと思われます)
解約したくても手数料が待っているかも
仮にラップ・フィーがざっくりと1.5%だったとします。
これに信託報酬1%がかかると、合わせて2.5%のコストがかかるのです。
任せて安心のはずなのに、これだけ手数料がかかったらどうでしょう。
2%のリターンがあったとしても0.5%マイナスになってしまうのです。
こうなったら儲かるものも儲からないかもしれないのです。
それだけの利益を見込めなければ、気が付かない手数料で赤字というケースもあり得ます。
もし、(既にファンドラップを持っていて)この商品が嫌だとします。
そこで解約しようとすると、解約手数料がかかることもあるのです。
つまり、3段階以上の手数料がかかる可能性もでてきます。
まさに泣きっ面に蜂の状態です。
任せて安心とはなにか
すべて任せて安心なのは、利益が出てこその話です。
儲からない商品なら、任せても安心とはいえないでしょう。
低コストはリターンを左右するとても大事なポイントなのですから、注目しなければいけない部分です。
さらにファンドラップにかかるコストを控除すると、パフォーマンスはバランス型投信に対して平均的に劣っているというデータが金融庁より公表されています(関連記事に解説コラム掲載)。
成績が悪いということを金融庁が発表しているのですから、こうした情報も加味しておかなければいけません。
バランス型の中には注意が必要なものもあります。
こうした知識は知っていると知らないとで大きな差になるのでしょうね。
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(以下、編集後記)
今回、投資初心者さんには、ファンドラップについて執筆いただきました。
RIA JAPANではファンドラップの場合手数料が2段階以上発生してしまうことに著書やコラムを通じて警鐘を鳴らしてきました。
下記のリンクより発信してきたコンテンツが閲覧可能です。
関連記事
・マイベストプロ コラム(本記事内で触れた内容です)
近年増加傾向のファンドラップはバランス型投信の平均パフォーマンスに届かない?
・ダイヤモンドオンライン コラム
「ファンドラップ」資産を預かり運用。その驚きの手数料とは?
・日経CNBC 「朝エクスプレス マーケットレーダー」解説
下記リンクで冒頭90秒が無料公開されています。
金融機関は教えてくれないコストの秘密②【ファンドラップ編】
・小学館Precious.jp コラム
儲けるはずが逆に損してる!投資初心者がやりがちな「失敗事例」5選
・ZUU Online コラム
金融機関があなたにラップ口座を勧める理由
・マイベストプロコラム(2021年6月、金融庁レポートデータを解説)
2段階以上のコスト構造なのに、広告の記載は? 見えにくいファンドラップのコスト
・著書「お金を増やすならこの1本から始めなさい」
P28よりファンドラップについて解説しています。
「お金を増やすならこの1本」Amazon販売ページ
・著書「iDeCo+NISA・つみたてNISA プロの運用教えてあげる!」
P186「ファンドラップの手数料は実質2段階以上」にて解説しています。
「プロの運用教えてあげる!」Amazonページ
・YouTubeチャンネル「所長解説のおカネ学」※1:50より解説が開始します。冒頭は安東隆司の自己紹介です。
ファンドラップ、手数料が2段階以上って? 【知ってトクするおカネ学】
繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に弊社発信のコラムで、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について記述してもらったものです(第26回目)。
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の有価証券その他の投資商品についての勧誘や、売買の推奨を目的としたものではありません。
本記事は信頼できると判断された情報等を基に作成しておりますが、正確性、完全性を保証するものではありません。