最高値・最安値は誰にもわからない。相場が下落した時ほど、富裕層は「留まる」 投資初心者が知らなかった資産運用
(RIA JAPAN広報部記述)
投資初心者さんが執筆した記事は多くの人に閲覧いただきました。
これから投資を始めたいという人や、すでに投資を始めている人の参考になれば嬉しく感じます。
半年以上RIA JAPANのコラムを読んだ投資初心者に依頼して、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について執筆いただきます。
投資初心者さんの執筆記事は第18 回目になります。
今回の内容は人気だからこそ知ってほしいファンドラップの手数料体系についてです。
誤解が無いように一部表現を校正した箇所があります()は編集部校正。
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資産運用を考えていると、いろいろな宣伝が目に入ります。
知識が欲しいと思うし、どんな方法かチャンスも欲しいと思うからですよね。
その中で「ファンドラップ」って言葉が目に付くようになりました。
以前テレビCMでも見かけましたし、銀行の人から「人気のある商品だ」と言われたこともあります。
「ファンドラップでお任せ運用!」なんて言葉を見ると、魅力的に映るわけです。
ラップって包むという意味があるわけですが、ファンドラップはひっくるめてお任せ運用を意味しています。
例えるなら、プロの人が「旬の果物詰め合わせセット」を販売しているようなイメージでしょうか。
プロの人が選んでくれるなら安心に思えますよね。
でも、すべて任せてしまっていいのかなぁって思わなければいけませんよね。
私が疑問に感じたポイントは2つありました。
すべて任せて安心か見えているか
全部お任せして、本当に安心できる運用なのかという面。
これは、運用する会社によって違います。
上手にやっているところを見つけたら、それは安心できるでしょう。
もうひとつが、運用した時の手数料がちゃんと見えているかどうかです。
調べてみてわかりましたが、ファンドラップには手数料がかかります。
これは任せているのですから、当たり前という部分です。
だからこそ、もう少し踏み込んでみなければいけません。
そこで出てくるのが、「ラップ・フィー」と「投資信託の信託報酬」です。
この2つがかかることを見逃してはいけません。
あとから見えた2段階の手数料
情報を見ると、
「費用は契約資産の時価評価額に対して○○%」
と書かれているはずです。
これはファンドラップそのものの手数料で、ラップ・フィーとも呼ばれるそうです。
ここまでは素直にわかります。「それぐらいかかるのか」と思うでしょう。
でも、その先を読むと、信託報酬が純資産総額に対してかかるとあったりするのです。
先ほど書かれていたラップ・フィーとは別に、ファンドラップの中にある投資信託には投資信託の信託報酬があります。
旬の果物詰め合わせの例でみてみると、果物の選定を行う人にかかる費用とは別に、果物自体の費用が発生するようなイメージです。
わかりやすく書かれていればいいですが、深く読み進めて初めてわかるといったケースもあります。
更に、インターネットで調べる場合ではラップ・フィーと信託報酬が別のページに掲載されている場合もあるそうです。
存在を知らなければ素通りするかもしれません。
任せて安心とは限らない
初心者的視点で考えると、ファンドラップにはお任せできる信頼感を得られるところはあるでしょう。
資産運用の知識が薄くても資産運用できるからです。
でも、コストの面を考えると、利益が出ないほど負担増になるかもしれません。
多くのコラムなどで「低コストは大切」という内容を目にするはずです。
「低コスト」は大事だと嫌でも覚えます。
それでも、ファンドラップの2段階以上の手数料は、知識がないと気が付かないかもしれません。
計算してみたら、見込まれる利率より手数料の方が高くなりそうなことだってあるのです。
人気の商品だから安心、と選択する前に書籍を読んでいてよかったと思います。
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(以下、編集後記)
今回、投資初心者さんには、近年人気が上昇しているファンドラップについて執筆いただきました。
ファンドラップは販売額上昇が続き、人気の商品ともいえますが、手数料が2段階以上あることは知られていないように感じます。
RIA JAPANではファンドラップの場合手数料が2段階以上発生してしまうことに著書やコラムを通じて警鐘を鳴らしてきました。
下記のリンクより発信してきたコンテンツが閲覧可能です。
・ダイヤモンドオンライン コラム
「ファンドラップ」資産を預かり運用。その驚きの手数料とは?
・日経CNBC 「朝エクスプレス マーケットレーダー」解説
下記リンクで冒頭90秒が無料公開されています。
金融機関は教えてくれないコストの秘密②【ファンドラップ編】
・小学館Precious.jp コラム
儲けるはずが逆に損してる!投資初心者がやりがちな「失敗事例」5選
・ZUU Online コラム
金融機関があなたにラップ口座を勧める理由
・マイベストプロコラム(2021年6月、金融庁レポートデータを解説)
2段階以上のコスト構造なのに、広告の記載は? 見えにくいファンドラップのコスト
・著書「お金を増やすならこの1本から始めなさい」
P28よりファンドラップについて解説しています。
「お金を増やすならこの1本」Amazon販売ページ
・著書「iDeCo+NISA・つみたてNISA プロの運用教えてあげる!」
P186「ファンドラップの手数料は実質2段階以上」にて解説しています。
「プロの運用教えてあげる!」Amazonページ
・YouTubeチャンネル「所長解説のおカネ学」※1:50より解説が開始します。冒頭は安東隆司の自己紹介です。
ファンドラップ、手数料が2段階以上って? 【知ってトクするおカネ学】
繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に弊社発信のコラムで、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について記述してもらったものです(第18回目)。
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の有価証券その他の投資商品についての勧誘や、売買の推奨を目的としたものではありません。
本記事は信頼できると判断された情報等を基に作成しておりますが、正確性、完全性を保証するものではありません。