「資産の置き場」を先に考える意味とは?「ア」ロケーションとロケーションの違い 投資初心者が知らなかった資産運用
(RIA JAPAN広報部記述)
投資初心者さんが執筆した記事は多くの人に閲覧いただきました。
これから投資を始めたいという人や、すでに投資を始めている人の参考になれば嬉しく感じます。
半年近くRIA JAPANのコラムを読んだ投資初心者に依頼して、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について執筆いただきます。
投資初心者さんの執筆記事は第13回目になります。
今回の内容はみなさんが資産運用について相談する時はどんな人に相談するのかという内容です。
誤解が無いように一部表現を校正した箇所があります()は編集部校正。
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これから資産運用を始める時、どんな人に相談したらよいと思いますか?
「お金についてはFP」という人は多くいると思います。
FPって言葉は日本でも一般化したといっていいでしょう。
ですが、実際に認識されているのはFPという名称だと思っています。
本来はお金の専門家という意味合いがありますが、日本では保険の専門家というイメージもあるからです。
ですが、FPは個別の金融商品について具体的なアドバイスができません。
(編集部注:投資信託や株式の具体的な銘柄をアドバイスするためには、「投資助言業」の登録が必要で、FP協会のパンフレット等にもその旨の記載があります。FP資格単体で、銘柄をアドバイスすることはできない ということです)
大事なことは、依頼したときに利益を最大化してくれる存在というところになると思いませんか?
依頼したのだから、自分にプラスになってほしい。
プラスの情報、力、いろいろありますよね。
お願いしたんだから、利益を最大化する力を貸してもらわないと困るわけです。
知らなかったIFA独立系アドバイザーと業界の仕組み
IFA(独立系金融アドバイザー)という言葉も知りませんでした。
そもそも業界の仕組み自体を知らなかったからです。
だって相談したら、自分のために頑張ってくれると思うじゃないですか。
でも、相談した相手もノルマを達成し、利益を上げなければいけない。
その仕組みによっては、こちらの利益よりも自分たちの利益になる(ことを重視する)可能性は出てくるのは当然。
だからこそ、証券会社などから独立しているアドバイザーが重要と知りました。
利益構造が一歩離れている状態のほうが、利益を最大化してくれる尽力をしてくれると思ったからです。
しかし、証券会社から独立しているIFAでも、彼らの利益は販売会社からのキックバックの場合も多くあると聞きます。
(編集部注: IFAのほとんどは、証券仲介業者です。証券会社で計上された収益の一部を受け取っています。また証券会社1社に外務員登録をしています。複数の証券会社と取引ができるという面はあるものの、証券外務員として、証券会社の収益の一部を受け取るしくみです。証券会社の営業員と何ら業務は変わらない場合も多くあります)
そこで知ったのは海外を始め、世界中で広がってる「フィーベースRIA」の存在でした。
Win-Winになれるフィーベース
このRIA(投資助言業)って、日本ではメジャーではないですからね。
初めはなんだかわからなかったんです。
特にフィーベースRIAってなんだ?ってなるのは、自然なことですよね。
フィーベースとは顧客の資産額に対して、報酬率を掛けます。
つまり、運用の結果、顧客の資産が減ると報酬額が減り、資産が増えれば報酬額が増える。
顧客とアドバイザーが資産増加という目標で一致するため、利益相反の少ない形態だとも言われているのです。
こうしたフィーベース型のRIAは海外では主流になりつつあるのです。
日本では情報の早い富裕層なども取り入れ始めているそうです。
IFAとの違いも根本的な部分なのかなと思っています。
証券会社から独立しても、販売手数料を利益としているIFAはいるでしょう。
フィーベースRIAは契約資産に連動した助言報酬が中心となるのが違いだと認識しています。
もちろん、助言報酬を中心としたIFAもいるかもしれませんし、RIAを名乗っていてもグレーな事業を行っている場合もあるかもしれません。
(編集部注: 投資助言登録を受けていないIFAは、「助言報酬」を受けることはできません。)
アドバイザーの収益はどこから?知識が助けてくれる
RIAやIFA、FPってなんだろうって思ったとき、力になるのは知識ですよね。
初めて聞く言葉でも、これは何?って考える力があれば、投資初心者でも一歩進めるものです。
資産運用でアドバイスをしてくれる人を探したいときで例えるとしましょう。
「その担当者の収益はどこからなのか」という観点で見てみると自分で「この人なら信頼できる」と考えられるモノサシになるのではないでしょうか。
フィーベースも世界レベルで見れば当たり前になってきた昨今、知っていると知らないでは大きな差が出てくるかもしれません。
そう思いながら、また新しいことを覚えていこうと思っています。
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(以下、編集後記)
今回、投資初心者さんには、FPとIFA、RIAについて執筆いただきました。
大切なお金を運用するなら、信頼できる人に相談したいと思う人は多いでしょう。
「その担当者の収益はどこからなのか」という視点は是非皆さんにも持っていただきたいと考えています。
FP、IFA、RIAの違いについては多くのコンテンツにて紹介してきました。
下記リンクより発信してきたコンテンツが閲覧可能です。
・ダイヤモンドオンライン
アメリカの金融「アドバイザー」FP、IFA、RIAとはどんな仕事なのか?
・お金にまつわる情報サイト「monja」にてコラム掲載
IFAとRIAの違いや特徴についてインタビューコラムが掲載されています。
資産運用の相談で、IFAと比較して考えたいRIA。でも、RIAっていったい何?
[太字]・著書「お金を増やすならこの1本から始めなさい」
P154以降にFPとIFA、RIAについて解説しています。
「お金を増やすならこの1本から始めなさい」Amazon販売ページ
繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に弊社発信のコラムで、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について記述してもらったものです(第13回目)。
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の有価証券その他の投資商品についての勧誘や、売買の推奨を目的としたものではありません。
本記事は信頼できると判断された情報等を基に作成しておりますが、正確性、完全性を保証するものではありません。