投信の手数料打ち切りも 米国投資家に学ぶべきコト
世界各国がCovid-19対策として金融政策を講じたことで株価などの資産価格が上昇しました。
投資初心者が「資産運用なんてカンタン」と感じているのではないかと疑念を抱いています。
裏付けのない資産やハイリスク商品への投資に踏み出す投資初心者が増えることへの心配です。
セールスを無防備に信用しないために 必要な知識を2020年4月に日経CNBCにて解説
裏付けのない資産やハイリスク商品への投資は、販売者から強力なセールストークが展開されている場合があります。
「販売者の立場では、売買など取引がないと、収入が見込めない人がほとんど」
この事実を覚えてほしいと思います。
無防備にセールスを信用しないための知識を2020年4月23日に日経CNBCにて解説しました。
<解説内容>
- 売れ筋の商品の多くが高コストである
- 実力以上の分配金を出している分配型投信では、解約時に元本が大きく減ってしまうものがある
- 高利回りを意味するハイイールド商品は、金融危機などが発生した時に大きく価格が下落する場合がある
- バランス型は商品によっては必ず損するものがある
- 新興国高金利通貨の仕組債で巨額損失が起る可能性がある
放送のアーカイブは下記リンクよりアクセスが可能です。
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セールスを信じたらどうなった?これから投資商品を選ぶ基礎知識
相場下落時には慌てないためにも下落時に値動きが大きくなるハイリスク商品には注意を
株価高から調整局面に移行するのでは、という意見も以前より増えました。
相場下落時には慌てずに、市場に留まる力が求められます。
しかし、値動きの大きい高リスク商品などでは相場下落時に強制的に退出せざるを得ない場合もあるのです。
2021年9月21日に株価相場は大きく値を下げました。中国の不動産大手のデフォルト(債務不履行)の懸念が高まることに起因したリスクオフ(リスク回避姿勢)です。
一部の金融商品に投資をしている人は、調整相場への移行が始まった時には「もはや手遅れ」となる場合があります。
回復する見込みのある商品ならば、「塩漬け」による継続長期保有という選択もあるかもしれません。しかし、一部の商品では回復の見込みがない場合、そもそも運用コストが高すぎてリターンが見込めないことがあるのです。
問題先送りをせず、手遅れになる前に見直してほしいと思います。
仕組債、ファンドラップなど……過去に警鐘を鳴らしてきた金融商品
以下に挙げる商品であっても、注意が必要な場合があります。銀行に勧められたから安心とはならないのが現在なのです。仕組み債、ファンドラップ、海外債券、バランス型、ノーロード投信。それぞれに注意が必要な場合があるのです。
これらの金融商品の注意点について、筆者はかねてより警鐘を鳴らしてきました。
YouTubeにて「知ってトクするおカネ学」シリーズ、金融解説動画を公開しています。
過去動画はこちらから
「9ヶ月で8億円超の損害賠償請求!仕組債編」
「メリットは限定的だがデメリット大幅な場合も 仕組債編」
「こんな金融商品に注意!ファンドラップ編」
「こんな金融商品に注意!海外債券編」
「こんな金融商品に注意!バランス型編」
「こんな金融商品に注意!ノーロード投信編」
本コラムで取り上げたような商品を運用している人は相場下落前に見直していただきたいと思います。
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