投信の手数料打ち切りも 米国投資家に学ぶべきコト
顧客に分かりやすい情報を提供する形として、「重要情報シート」を活用することが金融庁より示達されました。
「顧客重視の業務運営」をさらに進展させるための方策として期待されています。
「重要情報シートとは何か」は、こちらの記事にて解説しています。
金融事業者の取り組みがわかる「重要情報シート」とは?情報開示は今度こそ進むのか? 「重要情報シート」公開企業
顧客本位の業務運営に対する期待
「重要情報シート」の登場で顧客本位の業務運営が更に一歩進むと期待しています。
筆者、安東隆司はこれまで様々な形で顧客本位の業務運営に向けて発信・提言を続けてきました。
2017年6月17日には日本FP協会 東京支部のスタディグループで「顧客本位の業務運営(フィデュ―シャリーデューティー)」をテーマにFP向けにセミナー講師を務めました。
『顧客本位の業務運営 ~フィデューシャリー・デューティの実践~』 FP向けセミナー
更に2017年9月16日には、「フィデュ―シャリーデューティー 顧客本位の業務運営」を日本FP学会第18回大会にて発表しました。
RIA JAPANのWebサイトの記事は以下です。
日本FP学会 第18回大会で安東隆司が発表しました。
そして、日本FP学会での発表資料は以下でご覧いただけます。
日本FP学会第18回大会 フィデュ―シャリーデューティー 安東隆司
わざと隠している?隠れコストの存在
顧客本位の考え方を更に一歩進めるツールとして「重要情報シート」の活用が呼びかけられています。
RIA JAPANでは、数日間にわたり「重要情報シート」についてのコラムを発信してきました。
しかし、金融庁の示達を最低限守るだけでは顧客本位とは言えない事例も起こる可能性があります。
投資はコストが重要です。しかし一部の外貨商品では「重要情報シート」で投資家が支払うコストが説明されない可能性を指摘しています。
「重要情報シートを見てもわからない隠れコスト?海外債券における為替手数料などは非開示の可能性も」
このコラムで紹介したのが、海外債券・外貨預金などの為替手数料の問題です。
隠れコストの存在は「重要情報シート」ではわからないかもしれません。
重要情報シートを見てもわからない隠れコスト?海外債券における為替手数料などは非開示の可能性も
また、これらの隠れコストについては過去にFinCity.Tokyoでも提言しています。
重要情報シートでも為替手数料は説明されない? 2020年にFinCity.Tokyoにて提言した内容は?
※2023年3月末を以て新興企業会員の期間満了に伴い、東京国際金融機構(FinCity.Tokyo)を退会しました。
「重要情報シート」が浸透するかはこれから
「重要情報シート」を活用する企業は6月30日までに金融庁に報告すると考えられます。
現状では、投資家・お客様が見つけやすい場所には公開されていないケースが多いという印象でした。「形だけ」公開で本当の顧客本位に取り組んでいると考えにくいケースがありました。
3大メガバンク中 1行しか見つけられない?「重要情報シート 」、公開企業RIA JAPAN
RIA JAPANでは、独自の形式の重要情報シートを公開しております。
(RIA JAPANの業務は「投資助言」であり、金融商品の販売はしていないため個別商品編は作成しておりません)
RIA JAPANは顧客本位の啓蒙活動を続けます
これから商品購入する方が重要情報シートでどのような個所を確認したら良いかをコラムにて解説しています。
商品購入前によく見て!重要情報シートではここをチェック!
RIA JAPANでは引き続き「顧客本位の業務運営」について啓蒙をしていきたいと考えています。
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