「債券」だから安心ではない!?隠れて潜む仕組み債のリスク! 投資初心者が知らなかった資産運用
(RIA JAPAN広報部記述)
RIA JAPANでは元本確保型は決して「元本確保」ではないと繰り返しお伝えしてきました。
しかし、元本確保というネーミングは資産運用をするにあたってとても魅力的に聞こえると思います。
特に投資初心者はそのネーミングの安心感から元本確保型を選ぶ人が少なくありません。
しかし元本確保型は元本割れが起こる可能性があること、実際に複数のファンドで元本割れが発生しているのが現状です。
今回は元本確保型投資信託をほとんど知らない投資初心者に依頼して、元本確保型のシステムをネットなどにて調査していただきました(第2回目)。
第1回の記事は下記リンクより閲覧が可能です。
元本確保型に投資して元本割れ、株価好調なのに何故? 投資初心者に理解できたのか?
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世界の株価を見ると、こっちで堅調あっちで最高値更新と景気のいい話が飛び交っています。
そんな中で、元本確保型はなんだか雲行きが怪しい。
元本確保型は元本を保証するとはいっていない
元本確保型と呼ばれる商品が23本、でも11本は元本割れしています。
あれ?元本確保じゃなかったんだっけ?
安東隆司氏の日経CNBC出演動画などで改めて整理。
元本確保型は、元本保証ではない。
これが重要ポイントで、保証するとは一言もいっていないのに気がつかなければいけませんでした。
日本人は元本という言葉が大好きですから、そのあとに続く言葉を見逃しやすいのかもしれません。
結局分かっていなかった仕組み
2020-03開始分の騰落率を見ると+0.66%、基準価額は9,903円。
つまり、この時点で1万円を割り込んでいます。
騰落はプラスに伸びているのに、基準価格は1万円割れ。
リターンの仕組みも理解していませんでした。
例えば20%伸びたよ!というのなら、リターンも20%生まれると思っていたのです。
ところがどっこい、これも勘違いでした。
1年間で見ても、前半低調で、後半好調、トータル20%だったとしてもいいことはありません。
ここが勘違いのもとで、前半は低調で、実績クーポンがもらえないと利益が少ないのです。
後半持ち直しても前半もらえなかった分、トータル20%にはとても届かなくなります。
しかし、理解していなければ、思っているより少ないリターンしか得られない可能性があったわけです。
今の状況がまさにこの状況だと思いました。
気がつくのが遅かったわけです。
前半で得るものがなかったからこそ、後半伸びてもプラスがない。
連動実績クーポンの落とし穴なのでしょうが、初心者に理解するのは難しいと感じています。
やはりわかりにくい手数料
もうひとつ見逃していたのは、やはり手数料でしょう。
どんなに利益が出そうに見えても、見逃してはいけないポイントです。
初期のコストとして、購入時手数料はわかります。
説明もされていますし理解もできました。
でも、よく考えれば、その分元本がマイナスになるのと同じなのです。
今回の場合では、解約すると信託財産留保額が掛かります。
今回は0.30%とかなり大きい負担です。
実績連動クーポンの成功報酬額は見逃していました。
利益が出ても、さらに11.00%も引かれるのかとあとから気がついたのです。
なんだかあれよあれよと、利益がなくなっていく気がしました。
そのうえ、元本もあくまでも確保することを目指しますよ型。
投資初心者には、元本確保型は決してやさしくない存在なのだと思った次第です。
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RIA JAPANは元本確保型の投資信託を投資家が理解できるのかを疑問に感じ続けてきました。
繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に元本確保型投資信託についてのネットでの調査、内容の理解ができたのか、感想を記述してもらったものです(第2回目)。
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