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安東隆司

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安東隆司(あんどうりゅうじ) / 投資顧問

おカネ学株式会社 Reliable Investment Advisors Japan Co.,Ltd(英文名称 略称 RIA JAPAN)

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コラム

元メガバンク行員のキャリア転落時代 社会的課題への取り組み番外編 第3.5回【RIA JAPAN】

2020年8月30日 公開 / 2020年9月7日更新

テーマ:投資家・顧客ファースト実現に向けて

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: メンターメンタルヘルス 対策働き方改革

今回は弊社代表、安東隆司が左遷されていた前後の実話です。
安東のキャリア転落時代はパワハラやノルマが横行した時代でした。
バブル時代(倍返しだ! 同世代です)に仕事やキャリアで悩んだ頃を振り返ります。

現在シリーズ化でお伝えしている、安東隆司が「顧客本位のサービス」を求めて、
どのように取り組んで来たのかというテーマの遠因、心の深淵の部分を第3.5回としてみました。

ごり押し営業の反省

銀行でのノルマの例は、口座振替件数増加、クレジットカード件数、自動積立件数…。
「要らない」人に義理人情営業。親戚営業や後輩への圧力営業など、ありとあらゆる方法を駆使して、求めていない商品を強力にセールスしてきた自分。半期でクレジットカード200件の営業力は、ごり押ししてきた分、保険のおばちゃんよりもタチが悪いと改めて気付きました。

かわいがられず営業クビに

正論にこだわった私は、上司とソリが合いませんでした。
私が担当した地域は、顧客の集金に毎週行く必要がありました。
集金している時間は時間が取られるだけで、商品のセールスにはつながりません。毎週複数の集金顧客を担当しており、顧客訪問できる軒数が他の営業よりも少なく、支店から距離の遠いエリアでした。
同じノルマに対して、不公平を感じ、それを口にしました。
(誰かがやらなければならない事柄でした。若造でわかっていないのに、生意気を言う使いにくい部下だったのだと思います)
そして外交(営業)から融資(事務)に職務が変わりました。
営業をクビになった ということでした。

上司のパワハラに苦しむ やがて左遷

「もう、何も仕事をしないでくれ」「後輩に仕事を教えてもらえ」「そこにずっと立っていろ」「後輩を〇〇様と呼んで指示を貰え」…。
今の時代では、「パワハラ」となることが当時は横行していました。
その上司はホンキで私を退職させようとしていたのだと思いました。

そして当時の同僚はノイローゼ気味になってしまいました。
私自身も、転職を考え実際に他業種あてに履歴書を送付したこともありました。
この時ほど、精神的に追い詰められた経験、苦しい思いはその後にはありません。
今ならば「若い時の苦労は買ってでもしてみる」と言えますが、当時は精神的にボロボロ。
妻を子どもを養う必要があったことが、人生を辞めることから留まらせた理由でした。
本当に苦しかったなあ。
(今でもこの時を思うと、涙腺が緩みます)

ほどなく、とても小さい規模の地方の住宅エリアの支店に転勤となりました。

採用時に私を推してくれたリクルーターの先輩は「ひどい所に飛ばされた」
「左遷人事だった」「干されたな」と約10年後に当時の印象を語ってくれました。

腐らずに仕事に邁進する

転勤先では融資課3名という驚くほど小さな支店で、事務の乱れがひどい店でした。行内の考査成績がとても悪い支店で再考査(業務の改善が必要)を控えており、事務の立て直しに全力で取り組みました。
銀行の事務は多岐にわたっており、少人数の体制で残業なくして正常化できる事務量ではありませんでした。残業量は相当に増えての3名の戦いは続き、再考査D評価の支店は検査で上から2番目のBランクまで事務体制が回復しました、
(考査担当が後で教えてくれましたが、実態はAランクだったと思うと。しかし、「再考査D評価の支店にA評価は付けられないのだ」と)

仕事をするなと干された自分を、認めてくれる仲間がいる。
銀行の転勤には、職場環境を変えるという良い側面もありますね。

上司も部下もとても仕事のできる人でしたが、人事の評価は良くはなかったと思います。
話を聞いてくれ、やさしく間違いを正してくれる最高の上司と、頑張り屋の部下との時間は、キャリア転落した私の人生、低評価から脱出する機会となった出来事でした。
その後数年し転勤した先で、人事評価の最高ランク「S」を連続で取れるようになることはまだ、この時は知る由もありません。

組織から低評価を受けた3人が、真摯に今ある仕事に邁進した結果が、その後のキャリアを変えるターニングポイントだったと思います。

現在、職場の人間関係で悩んでいる人も多いでしょう。
仕事で悩んでいる人もいるでしょう。
「頑張れば、必ず報われる」とは限らないのが実情ではないでしょうか?
しかし、努力をしない中からは成功が生まれてくる確率は低いと思います。

人間関係で悩んでいる人々に、チカラになる書籍があります。
「人を動かす」 Dカーネギーです。
悩んでいる人にとって、行動や習慣、そして人生を変えるためのヒントが実例を交えて描いてある本です。
安東隆司の一生の愛読書です。
左遷は人生の終わりではありません。「一歩前に踏み出す勇気を持て」
当時の自分に贈りたい言葉です。

この記事を書いたプロ

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