GPIFが配分を増やした資産は? GPIFの長期戦略基礎知識② 【RIA JAPAN 】

安東隆司

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テーマ:所長解説のおカネ学♫

GPIFは投資する割合(アセット・ロケーション)を変更したことを発表しました。
外国債券を10%増加し、国内債券を10%引き下げました。
その結果、国内債券、国内株式、外国債券、外国株式をそれぞれ25%ずつになりました。(別途、乖離の許容幅があります)

正式に2020年3月末のデータが発表されたのが、2020年7月3日です。
この外国債券増加、国内債券減少を2019年発売の著書で予想しました。
下記リンクより閲覧が可能です。
[[分散投資しても、運用は 必ずプラスになるわけではない。 ]

外貨投資を増やした「当然の」理由

GPIFが発表した期待リターン4カテゴリーを元に、RIA JAPANでは資産全体の期待リターンを算出してみました。

GPIF公表データでは、4つのカテゴリーの期待リターンは、
国内債券 ▼1.6% 国内株式 3.3% 外国債券0.3% 外国株式4.9%となっています。(賃金上昇率を含まないベース:実質的なリターン)

国内債券はマイナスリターンです。資産配分すると、資産は増加せずにむしろ減少し得るということです。
その代替手段として、外国の債券を増やしたと考えられます。

バランス型、ファンドラップ大丈夫ですか?

国内債券が多く含まれている商品に投資をしている投資家は、この機会に資産配分を見直すことをお勧めします。
国内債券の多い「バランス型」「ファンドラップ」ではリターンが上がらない可能性があるからです。

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安東隆司
専門家

安東隆司(投資顧問)

おカネ学株式会社 Reliable Investment Advisors Japan Co.,Ltd(英文名称 略称 RIA JAPAN)

富裕層の資産の管理や運用、承継などを行う。売買手数料0などお客様と利益相反の少ないサービスを追求。また、海外ETFを中心とした資産形成の知識・経験が豊富。テーラーメードの投資助言を大切にしている。

安東隆司プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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