投信の手数料打ち切りも 米国投資家に学ぶべきコト
2014年あたりから日本ではインデックス運用に切り替える投資家が増えてきました。
弊社代表の安東は2009年の9月から2010年3月までの社団法人企業法人会「知っておくと得するパーソナル・ファイナンス」の連載でこの重要性について言及してきました。
私たちがお伝えしたいメッセージは長年変わりません。
そこで2009年12月執筆、2010年3月掲載の「知っておくと得するパーソナル・ファイナンス」最終回の内容をお届けいたします。
執筆自体は約10年前ですが、現在となっては当時より圧倒的に注目されている内容だと感じております。
3日目の本日は「高コスト=優秀な投信?」について解説いたします。
高コスト=優秀な投信?
日本経済新聞の記事で以下の内容がありました。
『運用評価会社のモーニングスターによれば、2006年以後、運用成績がインデックス型を上回ったアクティブ型投信は毎年25%~38%にとどまる。理由のひとつは信託報酬と呼ぶ手数料の高さ。運用成績はこの手数料を差し引いてはじく。アクティブ型の手数料はインデックス型の2倍近い』*
*日本経済新聞(2009.7.17)P4より
換言すれば高い信託報酬というコストを払っていながらも、市場の動き=インデックスを下回る投信が6~7割もあるということです。高いコスト=優秀な投信とは言えないケースがほとんどであるとも読み取れるでしょう。
そこで、インデックス型の中でもETFと呼ばれるものに昨今注目が集まっています。
ETFとは?
ETF(イーティーエフ)とはExchange Traded Fundの略で、上場投資信託と呼ばれています。
株式市場に上場していますので、リアルタイムに値段が変わります。投信と異なり「この値段で売却したい」という指値での注文も可能になっています。
では投資信託とETF(上場投資信託)では実際にどのぐらいリターンに差があるのでしょうか?
明日は投信とETFの実際リターン比較について解説します。
また、「知っておくと得するパーソナル・ファイナンス」最終回の全文は
知っておくと得するパーソナル・ファイナンス第6回
から閲覧が可能です。
そして今回の内容の他にも知っておくとトクする内容を盛り込んだ弊社代表執筆の書籍が発売されております。
独立系だからできるiDeCoの信託報酬ランキングなど、ホンネが凝縮された1冊となっておりますので是非お手に取ってご覧ください。
安東隆司 著書に『個人型確定拠出年金iDeCo プロの運用教えてあげる!』等がある。