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大槻圭将プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

空室率が上昇する中で迎える繁忙期、オーナーがやるべき3つのこと。Vol.02

大槻圭将

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テーマ:不動産管理|マーケットリポート

前回に続き2つ目のポイント、「空室募集状況の確認」です。
具体的には、下記の3つ。

1.空室情報が「どの流通媒体に載って、どこまで公開されているか」
2.掲載媒体に「どのような写真でUPされているか」
3.募集図面に物件の特徴や優位性がアピールされているか

さっそく「1」から、、



1.空室情報が「どの流通媒体に載って、どこまで公開されているか」
不動産業界は地域性により商習慣が異なるため、以下は首都圏での話になります。
都内ではまずREINSという業者用データベースへの掲載は必須。
ここに空室情報を掲載すると、都内7,000社以上の不動産仲介業者に、そしてそれに紐づく数万人の見込み客に情報がリーチします。
まずは管理会社にREINSへの掲載を依頼し、登録証明書を受理してください。
次に、suumoやathomeにも掲載されているかも、面倒ですがチェックし、載っていなければ管理会社に掲載をリクエストしてみてください。
また、管理会社が掲載する場合は「業者間流通」のチェックボックスがONになっているかも合わせて確認したいところです。

2.掲載媒体に「どのような写真でUPされているか」
今、借主の80%以上はネットでお部屋探しをされるそうです。
スマホで探し見たいものだけを直接問い合わせ、その物件だけを内見するという探し方が主流になってきました。
ネットが普及する前は駅前の業者に行き「なんか良い物件はありますか?」という感じでしたが、大きく様変わりしました。
見込み客が「ネットで探す」ということは、つまり「写真で判断する」場面が多くなったということ。
掲載する写真の良しあしで反響数が変わるという現象が起きています。
画角50mmの暗いトーンの写真よりも、画角20mmの明るい写真の方が訴求効果が高いのは言うまでもありません。
ご所有の物件がどのサイトにどんな写真で掲載されているかをチェックし、気になる点があれば「広角でハイキーの写真をできるだけ多く」と管理会社にリクエストしてみてください。

3.募集図面に物件の特徴や優位性がアピールされているか
これをお読みのオーナーでも、ご自身の物件募集図面を毎回確認されている方は少ないかと思います。
でもこの作業、大切です。以下の3点だけでもチェックしてみてください。
a.「ネット無料」や「スーパー至近」「礼金0」等の優位性を目立つところでアピールしているか
せっかくお金をかけてネット無料を導入したのに、設備欄に小さく書いてあっては見落とされます。
やはり右上あたりに大きく記載してしっかりアピールを。
b.オーナーが知らない初期費用が高額になっていないか(消火ボール購入必須、24時間サポート月額1,000円等)
昨今は初期費用が安い物件が人気です。せっかく礼金0にしても、その他の契約金が多数あると借主は引きます。
自分の物件の契約金はいくらになるのかを把握し、必要なものを最低限にしたいところです。
c.物件に一番思い入れがある=物件に詳しいオーナー目線でのアピールポイントが反映されているか
競合物件がひしめき合う中、仲介業者さんが見込み客にオーナーの物件図面を出すとき、図面を見ただけで良いセールストークが展開できる、そんな募集図面で繁忙期に臨み、満室稼働を実現してください。

次回10月30日予定

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大槻圭将
専門家

大槻圭将(不動産コンサルタント)

株式会社ノースエステート

「不動産は投資ではなく経営するもの」と考え、反響数や内見数、空室数とその期間などをデータ化して物件オーナーと共有。借り主向けの24時間サポートや弁護士相談サービスを無償でオーナーに提供します。

大槻圭将プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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