マイホームを買うなら今は買い時か?
繰上げ返済はもったいない?
住宅を購入するときにはほとんどの方が住宅ローンを組みます。
住宅ローンを借りるとき、金融機関は所得などの状況から返済能力があるかどうかを審査します。
金融機関によって多少審査基準は違いますが、審査が通った方にはその金融機関は「あなたを信頼してお金を貸します。ちゃんと返してくださいね」と考えるわけです。
住宅ローンにも「固定金利」「変動金利」「一定期間固定」などがありますが、同じ期間、同じ額を借りようと思えば住宅ローンより安い金利はまずありません。
借りている人の状況にもよりますが、住宅ローンを繰上げ返済することはもったいないことがあります。
定年になり、収入が大きく減ることが予想される年齢になっても住宅ローンが残るような場合には、繰り上げ返済は有効です。早く繰上げ返済し、元本が減れば、総返済額も減りますのでより効果的です。
借金嫌いな日本人
一方、日本人は「借金嫌い」だとよく言われます。
住宅ローンも借金ですから、人によっては「早く完済したい」と強く感じる人もいます。
その一方で、せっかく住宅ローンを繰り上げ返済しているのに、車をや教育資金を別にローンを組んで借りてしまう人がいます。
せっかく低利で借りられたものを返済し、高利のローンで資金を再調達した結果、支払う金利はむしろ高くなってしまうのに…です。
確かに、当面使う予定がない余剰資金があるならば繰上げ返済するのも一つの方法です。
しかし、繰り上げ返済を急いだ結果、子供が高校や大学に通うときにまた新たに金利の高い借り入れを起こすならば、余剰資金を運用したほうが良い場合も少なくありません。
特に教育費などは進路によって額は変わるものの、何年後に資金需要があるか予測できます。
資産運用は富裕層だけの問題ではありません
「資産運用」とか「資産形成」というと、たくさん資産を持っている富裕層御向けの話だと思う方もいます。
でも、こんな身近な話でもお金の仕組みを知らないために損をしてしまう可能性があることは覚えておいたほうがいいでしょう。
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