金相場価格デイリーコメント週間まとめ（11/24〜11/28）

ファイナンシャルプランナーの水野崇（CFP認定者/1級FP技能士）が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。


今週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。

金相場価格・今週（11/24〜11/28）のデイリーコメント

■11月28日（金） 9:00

2025年11月27日（木）のNY金先物はサンクスギビングデー（感謝祭）の祝日のため休場でした。12月9日（火）～10日（水）の連邦公開市場委員会（FOMC）では、米連邦準備理事会（FRB）の利下げの有無について、市場とFRB当局者の間で意見が分かれており、金相場の主要な変動要因となっています。市場は、影響力の大きいウォラーFRB理事のハト派（金融緩和重視）的な発言などを受け、12月利下げをほぼ織り込む水準となっていますが、多くの当局者は依然として慎重姿勢を示しており、両者の間で綱引きが続いています。国内金価格は、ドル建て金価格が休場であったため、変動幅は限定的です。


■11月27日（木） 9:00

2025年11月26日（水）のNY金先物は続伸となりました。9月の耐久財受注や新規失業保険申請件数、米地区連銀経済報告（ベージュブック）などの経済指標が発表されましたが、市場に大きなサプライズはなく、金相場は米連邦準備理事会（FRB）の利下げ期待を背景に4営業日連続の上昇となりました。27日（木）は米国が感謝祭の祝日にあたり、株式・債券市場が休場となるほか、外国為替市場でも参加者が減少し取引は総じて薄商いに。ドル円は156円台で小幅な値動きにとどまり、方向感に乏しい展開が続いています。ドル建て金価格の堅調さを受け、国内金価格も上昇基調を維持しています。


■11月26日（水） 9:00

2025年11月25日（火）のNY金先物は続伸となりました。米連邦準備理事会（FRB）の利下げ観測が強まったことで、米長期金利が低下し、金利を生まない金にとって買い優勢の展開となりました。また、政府機関閉鎖の影響で延期されていた9月の米小売売上高・卸売物価指数（PPI）が予想を下回った結果、景況感の鈍化を警戒する動きも金相場を下支えしています。外国為替市場では、ドル円が一時155円台後半をつけるなど、円高ドル安の動きが強まりました。この背景には、利下げ観測の台頭に加え、27日（木）の感謝祭を前にしたポジション調整が進んだこともあり、ドル売りが優勢となった側面があります。国内金価格は、ドル建て金価格の続伸と円高要因の双方が作用し、26日（水）の上昇幅は限定的です。


■11月25日（火） 9:00

2025年11月24日（月）のNY金先物は続伸となりました。ウォラー米連邦準備理事会（FRB）理事は、12月9日（火）〜10日（水）の連邦公開市場委員会（FOMC）で「追加利下げを決定することが正当化される」と述べ、利下げ支持の姿勢を改めて示しました。ウォラー氏の発言を受けて、市場の利下げ期待が高まったことから米長短金利が低下し、金相場はマイナス圏から買い優勢に転じ、その後も上げ幅を広げています。ただし、1月以降の政策判断については「経済指標次第」としており、物価や雇用に関するデータによっては利下げを継続することに懸念が出てくる可能性にも言及しています。25日（火）の国内金価格は大きく値上がりし、高値更新への期待感が高まります。


■11月24日（月）

コメント休み


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