金相場価格デイリーコメント週間まとめ（10/20〜10/24）

ファイナンシャルプランナーの水野崇（CFP認定者/1級FP技能士）が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。


今週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。

金相場価格・今週（10/20〜10/24）のデイリーコメント

■10月24日（金） 9:00

2025年10月23日（木）のNY金先物は反発となりました。21日（火）に過去最大の下げ幅を記録した後、20MA付近では下げ渋りを見せており、金相場は戻り歩調で推移しています。トランプ米政権が、ロシアの2大石油会社であるルクオイルとロスネフチに制裁措置を発動したことも買い材料。外国為替市場ではドル買いが進み、ドル円は152円台後半へと円安ドル高方向で推移しています。国内金価格も反発地合いです。


■10月23日（木） 9:00

2025年10月22日（水）のNY金先物は続落となりました。前日に記録した過去最大の下げ幅からの反発は弱く、日足チャートの20MA近辺では押し目買いから一旦プラス圏に浮上しました。その後は再び売りに押され、値下がりで終了しています。急ピッチな上昇が続いて過熱感が高まっていたところに、利益確定の売りと高値づかみの投資家による投げが重なり、2日間で記録的な下げ幅の大きさとなっています。外国為替市場は小動き。国内金価格は、10月上昇分の半値押しの水準です。


■10月22日（水） 9:00

2025年10月21日（火）のNY金先物は大幅反落となりました。1日の下落幅としては過去最大を記録し、下落率でも約12年ぶりの大きさです。外国為替市場でドル高が進んだことが嫌気され、下げが下げを呼ぶ展開で暴落気味の値下がりとなり、急ピッチで上昇してきた金相場は1週間分の上げを帳消しにしています。国内では、史上初めて女性首相が誕生。高市新政権への期待感から日経平均株価は急騰し、史上最高値を更新しながら一時49,900円台まで上昇する場面がありました。国内金価格も利益確定の売りに押されています。


■10月21日（火） 9:00

2025年10月20日（月）のNY金先物は反発となりました。イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの空爆を受けて買いが優勢に。FRBの利下げ期待や地政学リスクの高まりから安全資産とし資金が流入し、大幅上昇で過去最高値を更新しました。金相場は上昇トレンドを継続し、前日の値下がり幅を大きく上回る上げ幅となっています。外国為替市場でドル円は150円台後半の水準。国内の株式市場では、高市早苗氏の次期首相就任への期待感から、日経平均株価が49,000円台へと上昇。50,000円の大台が視界に入ってきており最大の注目点です。


■10月20日（月） 9:00

2025年10月17日（金）のNY金先物は反落となりました。過去最高値の更新を続ける中で、この日は利益確定のための手仕舞い売りが優勢に。トランプ米大統領は、10月末に開催される韓国でのアジア太平洋経済協力会議（APEC）首脳会議に合わせ、中国の習近平国家主席と会談する予定について明らかにしました。さらには、中国からの輸入品に対する100%追加関税の発動回避を示唆。これを受けて、市場では米中貿易摩擦を巡る懸念が後退し、金相場は値幅を伴って大きく値下がりしています。金の買い材料の一つである米政府機関閉鎖については、17日目に突入したこの日も米議会では予算成立のめどが立たず、過去最長の35日間を超える可能性も。外国為替市場でドル円は一時149円前半をつける場面があったものの、その後は150円台へと戻しています。国内金価格は、週間では全営業日で値を上げ、週次で1,500円を超える上昇幅を記録しました。17日（金）に史上初の23,000円を突破し、10月のここまでの上昇率は約15％に達しています。



【メディア情報】水野崇（CFP/1級FP技能士）が金・貴金属買取の「なんぼや」に金相場価格のマーケットコメントを提供


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