金相場価格デイリーコメント週間まとめ（9/22〜9/26）

ファイナンシャルプランナーの水野崇（CFP認定者/1級FP技能士）が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。


今週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。

金相場価格・今週（9/22〜9/26）のデイリーコメント

■9月26日（金） 9:00

2025年9月25日（木）のNY金先物は小幅な反発となりました。米国内総生産（GDP）が上方修正されたことで利下げ期待が後退し、前日比マイナス圏に転じる場面もありました。その後は米国連邦議会のつなぎ予算策定審議が難航していることから、米政府機関閉鎖の可能性などを受けて、金相場の下値を拾う動きが見られプラス圏に浮上しています。外国為替市場ではGDPの上方修正発表後にドル高が進み、ドル円は150円超えが視野に入る水準。円安推移が追い風となり、国内金価格は連日で過去最高値を更新しています。


■9月25日（木） 9:00

2025年9月24日（水）のNY金先物は反落となりました。前日比プラス圏で推移する場面もありましたが、このところの急ピッチの上昇で、過熱感から利食い売りが優勢の展開でした。米連邦準備制度理事会（FRB）の利下げ期待で過去最高値圏で推移している米株式市場も、利益確定の売りが出て続落しています。24日（水）の東京株式市場では、日経平均株価は2営業日連続で終値としての過去最高値を更新。出遅れセクターを中心に買われ、全体相場底上げの動きが見られます。外国為替市場ではドル高が進み、ドル円は148円台後半の水準。国内金価格は早くも、19,000円台中盤に位置しています。


■9月24日（水） 9:00

2025年9月23日（火）のNY金先物は続伸となりました。3営業日連続の値上がりで上げ幅を大きく広げ、連日で過去最高値を更新しました。ロシアの首都モスクワなどでウクライナ軍の無人機攻撃があり、多数の気球も攻撃に使用されるなど、空港も一時閉鎖される事態に。地政学リスクが意識される中で、安全資産としての需要増加から金が買われています。外国為替市場では、ドル円は揉み合い状況が続いており、8月4日（月）以降は146円台〜148円台と狭いレンジ内で推移。国内金価格は、ドル建て金価格の堅調さから過去最高値を更新し、早期の20,000円台乗せも視野に入ります。


■9月23日（火）

コメント休み


■9月22日（月） 9:00

2025年9月19日（金）のNY金先物は反発となりました。国連の安全保障理事会は、イランが核合意に違反しているとして、イランに対し国連制裁を復活させることを決定しました。イラン外務省は「違法かつ正当化できない挑発的な行動であり、外交プロセスを深刻に害する」との声明を発表。これを受けて、安全資産として金が買われる展開となりました。イランへの国連制裁は9月27日（土）に復活する見通しです。日銀の金融政策決定会合では、市場予想通り政策金利の据え置きが決定されました。今回の会合で日銀は、保有する上場投資信託（ETF）、不動産投資信託（J-REIT）の売却方針を決め、この発表直後に日経平均株価が大きく値下がりする場面がありました。国内金価格はドル建て金価格の堅調さから、過去最高値を更新しています。


【メディア情報】水野崇（CFP/1級FP技能士）が金・貴金属買取の「なんぼや」に金相場価格のマーケットコメントを提供


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