金相場価格デイリーコメント週間まとめ(9/8〜9/12)

水野崇

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テーマ:金相場価格

ファイナンシャルプランナーの水野崇(CFP認定者/1級FP技能士)が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。


今週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。

金相場価格・今週(9/8〜9/12)のデイリーコメント



■9月12日(金) 9:00

金価格 18,796 円(前日比 -84円)※1g

2025年9月11日(木)のNY金先物は続落となりました。注目されていた米消費者物価指数(CPI)はほぼ予想通りの結果に。同時に発表された米新規失業保険申請件数が予想を大幅に上回り、労働需要の減速傾向が示されたことで、米連邦準備制度理事会(FRB)の年内の利下げ回数は年3回との見方が強まりました。経済指標の結果から、外国為替市場ではドルが売られ、NY株式市場は大幅高で3指数そろって過去最高値を更新。国内でも、11日(木)の日経平均株価が終値として史上初の4万4000円を超え、最高値を更新しました。日本株に関しては、短期的には利益確定に押される可能性があるものの、テクニカルでは25日線がサポートとして明確に機能しており、上昇トレンドの継続が想定されます。


■9月11日(木) 9:00

金価格 18,880 円(前日比 +79円)※1g

2025年9月10日(水)のNY金先物は反落となりました。米生産者物価指数(PPI)が発表され、市場予想を下回る結果に。これを受けてトランプ米大統領は、SNSで「今すぐ金利を引き下げるべきだ」と投稿し、利下げに慎重姿勢を示すパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長を批判しています。前週末の弱い米雇用統計に加え今回のPPIの結果から、FRBは利下げを再開するとの見方が一段と強まっています。インフレ指標では11日(木)の米消費者物価指数(CPI)も注目されており、結果によっては利下げ幅に影響を及ぼす可能性があります。国内金価格は18,000円台後半の水準です。


■9月10日(水) 9:00

金価格 18,801 円(前日比 -35円)※1g

2025年9月9日(火)のNY金先物は続伸となりました。3営業日連続の上昇で過去最高値を更新したものの、次第に上げ幅を縮小する展開でした。米雇用者数の年次改定の暫定値が下方修正され、米雇用情勢の減速傾向が鮮明となり、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待によって株式市場は堅調。ダウ平均株価、ナスダック総合、S&P500が揃って過去最高値を更新しています。国内でも、東証株価指数(TOPIX)に続いて、日経平均株価は取り引き時間中に史上初の4万4千円を超え最高値を更新。自民党新総裁の最有力候補である高市氏は積極財政派として知られ、投資家の期待感から買いを集めています。国内金価格も大きく下げる場面が見られず、ドル建て金価格に連動した堅調な相場が期待されます。


■9月9日(火) 9:00

金価格 18,836 円(前日比 +112円)※1g

2025年9月8日(月)のNY金先物は続伸となりました。先週末の米雇用統計の結果が好感され、連日で過去最高値を更新。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げは確実視されており、0.5%利下げ期待も高まっています。7日(日)に石破茂首相が退陣を表明し、自民党の次期総裁には高市早苗氏が有力との見方から、国内マーケットは「高市トレード」が活発化。高市氏が掲げる重点政策の関連銘柄(サイバーセキュリティ、量子コンピュター、宇宙開発、原子力、防衛)が値を飛ばしています。また、日銀の利上げには否定的と見られることから、不動産株が買われ、銀行株が売られる展開。次期政権による経済対策への思惑で買いが優勢となり、日本株全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)が過去最高値を更新しました。国内金価格は連日で過去最高値を更新し、早くも19,000円台が視野に入ります。


■9月8日(月) 9:00

金価格 18,724 円(前日比 +225円)※1g

2025年9月5日(金)のNY金先物は反発となりました。市場予想を下回った米雇用統計を受けて、金は買いが優勢となり2営業日ぶりに過去最高値を更新しました。雇用統計の弱い内容から、9月16日(火)〜17日(水)に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5%利下げの可能性も浮上。外国為替市場でドルが急速に売られる場面もありましたが、その後は値を戻して週末の取引を終了しています。FOMCに先立って、9月11日(木)は欧州中央銀行(ECB)の理事会が予定され、市場では政策金利の据え置きを確実視。この日からFOMCメンバーは発言を控えるブラックアウト期間入りしたことで、雇用統計の結果を受けた要人発言はなく、当面は様子見姿勢が強まる展開が予想されるでしょう。国内金価格は連日で、過去最高値を更新しています。


【メディア情報】水野崇(CFP/1級FP技能士)が金・貴金属買取の「なんぼや」に金相場価格のマーケットコメントを提供


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株式投資の原理原則などを学んだ後、実際に投資をスタート。それに対して、水野さんが敗因・勝因を分析し、解説する。実践的で、再現性の高いレッスンにより、自分で資産形成ができるようにサポート。

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