金相場価格デイリーコメント週間まとめ(3/10〜3/14)
ファイナンシャルプランナーの水野崇(CFP認定者/1級FP技能士)が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。
今週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。
金相場価格・今週(8/11〜8/15)のデイリーコメント
■8月15日(金) 9:00
金価格 17,519 円 ※1g
2025年8月14日(木)のNY金先物は反落となりました。インフレ指標である米生産者物価指数(PPI)が約3年ぶりの大幅上昇となったことで、物価上昇圧力の再燃リスクが意識されました。市場では9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%利下げ見通しが維持されており、サマーラリーが続く株式市場でS&P500が3営業日連続で過去最高値を更新。暗号資産(仮想通貨)のビットコインも、約1ヶ月ぶりに過去最高値を更新しました。投資家のリスクオン姿勢が強まっている中で、金相場には上値の重さが見られるものの、大きく下押しする雰囲気はなく、一進一退ながら高値圏での推移が続きます。
■8月14日(木) 9:00
金価格 17,519 円 ※1g
2025年8月13日(水)のNY金先物は反発となりました。米連邦準備理事会(FRB)の9月利下げ観測を受けて米国債の金利が低下し、ドル建て金価格は押し目買いが優勢の展開でした。 ベッセント米財務長官はTVインタビューの中で、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では「政策金利を0.5ポイント引き下げるべき」と主張。FRBに2倍の利下げを要求したことが伝えられると、外国為替市場でドル売りが強まり、ドル円は147円台前半へと円高ドル安方向で推移しています。東京株式市場では、日経平均株価が初めて43,000円台に乗せ、2日連続で過去最高値を更新しました。ベッセント氏は私見としながらも、「日銀は後手に回っており、利上げするだろう」と語り、日本に対してもインフレ抑制に取り組む必要があるとの認識を示しています。
■8月13日(水) 9:00
金価格 17,519 円 ※1g
2025年8月12日(火)のNY金先物は続落となりました。発表された米消費者物価指数(CPI)は予想以下の結果に。トランプ関税の影響でインフレが再加速することへの警戒感が後退し、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げへの期待感が一段と高まっています。次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)は9月16日(火)〜17日(水)に開催。日米の株式市場も好調さを保ち、日経平均株価が2024年7月11日(木)に付けた史上最高値をおよそ1年1ヵ月ぶりに更新しました。13日(水)は終値で43,000円を超えるか注目されます。
■8月12日(火) 9:00
金価格 17,519 円 ※1g
2025年8月11日(月)のNY金先物は反落となりました。過去最高値を更新していたドル建て金価格ですが、この日は値幅を伴って値下がりしています。先週末の8日(金)に、米国国土安全保障省の税関・国境取締局(CBP)が金地金について、上乗せ関税の適用対象に含まれると判断したと伝えられ、金相場は大幅上昇する場面がありました。この報道を受けて、トランプ米大統領は「金(ゴールド)には関税はかからない」とSNSに投稿。報道による上昇分を全て打ち消す動きとなり、下落幅も大きくなっています。経済指標では、12日(火)の米消費者物価指数(CPI)が注目されます。CPIの発表を控えて外国為替市場でドルが買い戻され、ドル円は1ドル=148円前半から中盤へと、円安ドル高が進行。8日(金)に過去最高値を更新したドル建て金価格同様に、国内金価格も最高値の更新が期待されます。
■8月11日(月)
祝日
コメント休み
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