金相場価格デイリーコメント週間まとめ(6/16〜6/20)
ファイナンシャルプランナーの水野崇(CFP認定者/1級FP技能士)が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。
今週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。
金相場価格・今週(5/5〜5/9)のデイリーコメント
■5月9日(金) 9:00
金価格 16,992 円(前日比 -97円)※1g
2025年5月8日(木)のNY金先物は続落となりました。トランプ米大統領は、米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利の据え置きを決定したことを受けて、パウエルFRB議長を改めて批判。ただし、この報道に関する金融市場の反応は特に見られません。トランプ米政権は関税措置をめぐる交渉について、イギリスと合意したことを8日(木)に発表しました。米国が輸入している自動車には25%の追加関税が課せられていますが、イギリスで生産された自動車の輸入については、年間10万台までは関税を10%に引き下げることで合意。ほかにも、鉄鋼製品とアルミニウムについては、関税を0%に引き下げる方針です。米英関税合意をマーケットは好感し、リスク資産への回帰の動きから株式市場は堅調推移。また、代表的な安全資産である金相場も上昇トレンドを継続しています。
■5月8日(木) 9:00
金価格 17,089 円(前日比 +69円)※1g
2025年5月7日(水)のNY金先物は反落となりました。米連邦公開市場委員会(FOMC)では予想通り金利据え置きが決定され、サプライズがなかったことから金相場は売り優勢に。パウエルFRB議長はFOMC後の会見で、トランプ米政権の高関税政策が維持されればインフレ加速と経済成長減速、失業率の増加を引き起こす可能性が高いと発言。利下げについて「急ぐ必要はない」と強調し、繰り返し金利引き下げを要求するトランプ氏の発言に対しては、「一切影響しない」と述べました。FRBの早期利下げの後退観測で、外国為替市場ではドル買いの流れ。パウエル氏会見後にはドル円が一時144円ちょうど近辺をつける場面がありました。国内金価格は、最高値圏で推移しています。
■5月7日(水) 9:00
金価格 17,020 円(前日比 +443円)※1g
2025年5月6日(火)のNY金先物は続伸となりました。6日(火)に3月の米貿易統計が発表され、米国の貿易収支の赤字額は過去最大となりました。トランプ米政権の相互関税発動を控えた企業の駆け込み需要により、輸入額も過去最大で赤字拡大につながっています。6日(火)〜7日(水)は相互関税の発動後、初の連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されます。3会合連続で政策金利の据え置きが有力視されていますが、トランプ米大統領は米連邦準備制度理事会(FRB)に対し金利引き下げを繰り返しを要求。パウエル議長には任期中の解任を求める場面があり、FOMC後のパウエル氏会見と市場の反応が警戒される中、安全資産として金が買われています。
■5月6日(火)
祝日
コメント休み
■5月5日(月)
祝日
コメント休み
【メディア情報】水野崇(CFP/1級FP技能士)が金・貴金属買取の「なんぼや」に金相場価格のマーケットコメントを提供
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