金相場価格デイリーコメント週間まとめ(12/2〜12/6)
ファイナンシャルプランナーの水野崇(CFP認定者/1級FP技能士)が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。
今週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。
金相場価格・今週(3/17〜3/21)のデイリーコメント
■3月21日(金) 9:00
金価格 15,909 円(前日比 +20円)※1g
2025年3月20日(木)のNY金先物は続伸となりました。8営業日連続で値上がりしています。日米の決定会合では、日銀、米連邦準備制度理事会(FRB)ともに、市場予想通りの政策金利据え置きを決定。2025年のFRBの利下げ回数は、年2回が想定されています。米FOMC後のパウエルFRB議長の会見では、「経済見通しをめぐる不確実性が異常なほど高まっている」と述べるなど、トランプ米政権の高関税政策が実体経済にも影響を及ぼすことで、今後のインフレ見通しを引き上げています。日米会合後の外国為替市場で、ドル円は円高ドル安で反応。1ドル=148円台前半をつける場面がありました。ドル円の影響を受けて、国内金価格は上昇一服となっています。
■3月20日(木)
祝日
コメント休み
■3月19日(水) 9:00
金価格 15,889 円(前日比 +175円)※1g
2025年3月18日(火)のNY金先物は6営業日続伸となりました。日銀決定会合と米FOMCの結果待ちで様子見姿勢が強まる中、金相場は終日堅調な展開となり、過去最高値の更新はこの日で4営業日連続です。トランプ米大統領の高関税政策による米経済の減速懸念に加え、米軍がイエメンの親イラン武装組織フーシへ空爆を実施したことで、地政学的リスクが意識された安全資産の買いから底堅い値動きが続きます。外国為替市場でドル円は一時150円に迫る円安進行局面がありましたが、日中の値幅としては小動きで推移。国内金価格は2月13日(木)以来、およそ1ヵ月ぶりに過去最高値を更新しています。
■3月18日(火) 9:00
金価格 15,714 円(前日比 +124円)※1g
2025年3月17日(月)のNY金先物は5営業日続伸となりました。ドル建て金価格は3営業日連続で過去最高値を更新。トランプ米大統領は15日(土)、イエメンの親イラン武装組織フーシへの空爆に踏み切りました。現政権においては中東での最大の軍事作戦となり、攻撃は数週間続く可能性が伝えられています。地政学リスクの高まりが意識されたことで、安全資産としての買いから金相場は堅調に推移。18日(火)〜19日(水)は日銀の金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会(FOMC)が同日開催されます。それぞれ政策金利の据え置きが予想され、今回は特段のサプライズはない模様。外国為替市場ではドル買い戻しの流れで、ドル円は149円台前半の水準に位置しています。国内金価格も堅調さを保ち、最高値圏でしっかりとした推移です。
■3月17日(月) 9:00
金価格 15,590 円(前日比 +75円)※1g
2025年3月14日(金)のNY金先物は4営業日続伸となりました。ドル建て金価格は終値として初めて3,000ドルを超え、連日で過去最高値を更新しました。トランプ米政権による関税強化で、米国と各国との間で貿易戦争が激化。世界経済の減速懸念から、安全資産とされる金に資金を避難させる動きが続いています。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待も金相場の上昇要因に挙げられますが、18日(火)〜19日(水)は日銀の金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会(FOMC)が同日開催。日銀会合では利上げ見送りが濃厚、米FOMCでは利下げ見送りが市場予想です。このところ下げ足を強める株式市場は、日米ともに値頃感から一旦反発。外国為替市場でドル円は148円台後半に位置し、日米会合後の値動きが注目されます。国内金価格はドル建て金価格の堅調地合いを背景に、もう一段の価格上昇が期待されます。
【メディア情報】水野崇(CFP/1級FP技能士)が金・貴金属買取の「なんぼや」に金相場価格のデイリーコメントを提供
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