金相場価格デイリーコメント週間まとめ(12/11〜12/15)
ファイナンシャルプランナーの水野崇(CFP認定者/1級FP技能士)が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。
先週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。また、現在のドル建て金価格参考レート(XAU/USD)はこちらでご確認いただけます。
金相場価格・先週(1/6〜1/10)のデイリーコメント
■1月10日(金) 9:00
金買取価格相場 14,823円(前日比 +51円)※1g
2025年1月9日(木)のNY金先物は3営業日続伸となりました。カーター元米大統領の服喪の日のため米株式市場が休場。10日(金)に2025年最初の米雇用統計の発表を控え、全般的に小動きの中でも金相場は堅調に推移しました。雇用統計が予想以上であった場合は追加利下げへの期待感が後退し、外国為替市場でもう一段ドル高が進む可能性も。最大年2回を見込むFRBの追加利下げは、次第に年1回もしくは据え置き予想にシフト。国内金価格は円安地合いで底堅い推移が続きます。
■1月9日(木) 9:00
金買取価格相場 14,772円(前日比 +69円)※1g
2025年1月8日(水)のNY金先物は続伸となりました。トランプ次期米大統領が、新たな関税政策について緊急宣言を検討していると伝わりました。2025年はトランプ政権の政策動向によって、様々な形でマーケットは影響を受ける可能性が高まっています。1月20日(月)の就任式を前に、債券市場では米国債利回りが上昇、外国為替市場でドルが買われる流れが継続しています。1月29日(水)の春節を控え、中国で流行している呼吸器感染症「ヒトメタニューモウイルス」の世界的な感染拡大への懸念が高まっています。国内金価格は安全資産への買い需要と円安要因で、2024年10月31日(木)の過去最高値15,025円超えが視野に入ります。
■1月8日(水) 9:00
金買取価格相場 14,703円(前日比 +97円)※1g
2025年1月7日(火)のNY金先物は反発となりました。米ISM非製造業景気指数が予想を上回ったことで外国為替市場でドルが買われ、ドル円は一時158円台中盤をつけるなど円安ドル高が進みました。160円台乗せも意識される水準ですが、介入警戒感も高まっています。金相場は指標発表後に上げ幅を縮小する場合がありましたが、終日堅調に推移しました。国内金価格は、円安の後押しでしっかりとした展開が見込まれます。
■1月7日(火) 9:00
金買取価格相場 14,606円(前日比 -11円)※1g
2025年1月6日(月)のNY金先物は続落となりました。トランプ次期米大統領の関税を巡る報道を受けて、米ドルを中心にマーケットは乱高下。トランプ氏が報道内容を否定したことで結果的に行って来いの展開となり、ドル円は157円台後半の水準に戻しました。国内金価格は円安進行を背景に底堅く推移しています。今週は7日(火)の米ISM非製造業景気指数、10日(金)の米雇用統計といった重要指標を控え、指標発表後のドル円の動向が注目されます。
■1月6日(月) 9:00
金買取価格相場 14,617円(前日比 +145円)※1g
2025年1月3日(金)のNY金先物は反落となりました。1月20日(月)に米国で第2次トランプ政権が発足しますが、トランプ次期米大統領が推し進める関税政策次第では、FRBの追加利下げは見送りとなる可能性も浮上。トランプ・リスクが金相場の上値を重くしています。国内では、日銀の早期利上げ期待が後退しており、現状のシナリオでは3月以降との見方も。日米の金利差が維持される中で、米国の経済指標は依然として強く、外国為替市場でドルが買われやすい相場地合いが続く見通しです。ドル円は再び160円をトライする場面があるか注目されます。
【メディア情報】水野崇(CFP/1級FP技能士)が金・貴金属買取の「なんぼや」に金相場価格のデイリーコメントを提供
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