金相場価格デイリーコメント週間まとめ（12/16〜12/20）

ファイナンシャルプランナーの水野崇（CFP認定者/1級FP技能士）が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。


今週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。また、現在のドル建て金価格参考レート（XAU/USD）はこちらでご確認いただけます。

金相場価格・今週（12/16〜12/20）のデイリーコメント

■12月20日（金） 9:00

2024年12月19日（木）のNY金先物は6営業日続落となりました。FRBは2025年の利下げペースを鈍化する見通しであることから、ドル建て金価格は大幅に下落しました。日銀はこの日の金融決定会合で利上げ見送りを決定。12月13日（金）にはすでに利上げ見送り方針であることが伝えられていたため、市場では想定通りの結果として受け止められています。決定会合後の会見で、植田日銀総裁は利上げを急がない姿勢を示したことで円売りが急速に進み、ドル円は一時1ドル＝157円台後半をつけました。日銀の政策がきっかけとなって円が売られやすい相場地合いです。


■12月19日（木） 9:00

2024年12月18日（水）のNY金先物は5営業日続落となりました。米FOMCではFRBが0.25％の追加利下げを決定。パウエルFRB議長は会見の中で「今後は利下げペースを緩めるのが適切」と発言し、2025年の追加利下げペースが鈍化するとの見通しが嫌気され、株式市場を中心に資金流出の動きが見られました。NYダウ平均株価は大幅下落で、およそ50年ぶりに10営業日連続で値下がりしています。本日の日銀金融政策決定会合の結果が注目されます。


■12月18日（水） 9:00

2024年12月17日（火）のNY金先物は4営業日続落となりました。米FOMCの発表を控え、FRBは来年の利下げペースを鈍化させるとの見方が広がり、外国為替市場でドルが売られ金相場は売り優勢でした。金利の高止まりは米国景気への重しとなることから、NYダウ平均株価が46年ぶりの9営業日連続で値下がりしています。国内金価格は底堅く推移していますが、ドル建て金価格の下落と円安ひと段落が相まって、上値も徐々に切り下げる展開です。


■12月17日（火） 9:00

2024年12月16日（月）のNY金先物は続落となりました。米FOMCの結果待ちで様子見姿勢が強まる中、ドル建て金価格は買いが手控えられ3営業日連続で下落しました。株式市場では、NYダウ平均株価がここまで8営業日続落中。一方で、ハイテク株中心のナスダック指数が連日で過去最高値を更新するなど、明暗がはっきり分かれる状況が見られます。外国為替市場ではドル円が一時154円台中盤をつけ、円安ドル高の流れが強まっています。円安の進行を受けて、国内金価格は底堅さが見られます。


■12月16日（月） 9:00

2024年12月13日（金）のNY金先物は続落となりました。欧米市場のクリスマス休暇や年末を控え、利益確定売りが出やすい相場環境の中で金相場は売りに押されました。日銀は18日（水）～19日（木）の金融政策決定会合で、政策金利の引き上げを見送る方針であることが伝えられました。この報道を受けて、外国為替市場ではやや大きめの値動きが見られます。12月の米FOMCでは0.25％の追加利下げが確実視されていますが、日銀の利上げ見送りによって日米金利差の縮小幅が減少することから、円相場は円売りドル買いで反応しました。国内金価格は円安要因で底堅さが見られ、14,000円台での推移が続きます。


【メディア情報】水野崇（CFP/1級FP技能士）が金・貴金属買取の「なんぼや」に金相場価格のデイリーコメントを提供


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