金相場価格デイリーコメント週間まとめ（12/9〜12/13）

ファイナンシャルプランナーの水野崇（CFP認定者/1級FP技能士）が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。


今週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。また、現在のドル建て金価格参考レート（XAU/USD）はこちらでご確認いただけます。

金相場価格・今週（12/9〜12/13）のデイリーコメント

■12月13日（金） 9:00

2024年12月12日（木）のNY金先物は反落となりました。インフレ指標である米生産者物価指数（PPI）が市場予想を上回ったことが嫌気され、金相場は売り優勢で推移しました。17日（火）～18日（水）開催の米FOMCでは、0.25%の追加利下げが確実視されています。国内でも18日（水）～19日（木）には日銀金融政策決定会合を控えており、追加利上げの有無が焦点。日米の金利差が縮小する見通しについて市場で織り込む動きが見られますが、重要イベント通過後のマーケットの反応が注目されます。


■12月12日（木） 9:00

2024年12月11日（水）のNY金先物は4営業日続伸となりました。米消費者物価指数（CPI）が市場予想通りであったことを受けて、来週開催の米FOMCでは追加利下げが確実視されています。中東情勢への警戒感やロシアがウクライナに新型弾道ミサイルを発射する可能性が伝えられ、引き続き安全資産への投資資金シフトの動きが金相場を下支え。外国為替市場ではドル円が一時152円台後半にまで円安が進み、国内金価格も戻り歩調を早め堅調な展開が見込まれます。


■12月11日（水） 9:00

2024年12月10日（火）のNY金先物は続伸となりました。イスラエルがシリア各地で空爆を実施したことが伝えられ、マーケットでは地政学的リスクが意識される中で金相場は買い優勢となりました。直近では中国の金融緩和の拡充期待も買い材料視されており、ドル建て金価格は3営業日連続で上昇しています。テクニカルで見ても5日線と20日線がゴールデンクロスし、短期的な買い転換を示唆。ドル建て金価格の底堅い推移から、国内金価格も反発局面に転じています。


■12月10日（火） 9:00

2024年12月9日（月）のNY金先物は続伸となりました。米雇用統計の結果を受けて、来週の米FOMCでは追加利下げへの期待が高まり金相場は買い優勢でした。直近発表される重要指標として11日（水）の米消費者物価指数（CPI）と12日（木）の米生産者物価指数（PPI）が注目されますが、これらのインフレ指標が市場予想通りであればFRBは0.25％利下げに踏み切るとの見方が大勢を占めています。国内金価格はドル円がやや円安に振れたことがポジティブ材料となり、小じっかりとした展開です。


■12月9日（月） 9:00

2024年12月6日（金）のNY金先物は反発となりました。注目されていた米雇用統計は市場予想通りでサプライズ感はなく、12月米FOMCでの0.25％利下げを確実視する結果となりました。米雇用統計を受けてFRBの追加利下げ期待が高まったことで米長期金利が低下。外国為替市場ではドル売りが再開し、ドル円は149円台中盤をつける場面がありました。足元の米株式市場でも堅調地合いが続き、S&P500指数、ナスダック指数が連日で過去最高値を更新しています。12月後半は欧米市場のクリスマス休暇を控え、取引参加者は徐々に減少することが予想されますが、2024年のマーケットは金相場をはじめとして全般的に好調な一年だったと言えるでしょう。


【メディア情報】水野崇（CFP/1級FP技能士）が金・貴金属買取の「なんぼや」に金相場価格のデイリーコメントを提供


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