【メディア情報】金相場価格デイリーコメント週間まとめ（11/18〜11/22）

ファイナンシャルプランナーの水野崇（CFP認定者/1級FP技能士）が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。


今週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。また、現在のドル建て金価格参考レート（XAU/USD）はこちらでご確認いただけます。

金相場価格・今週（11/18〜11/22）のデイリーコメント

■11月22日（金） 9:00

2024年11月21日（木）のNY金先物は4営業日続伸となりました。ロシアが新型ミサイルでウクライナを攻撃したことが伝えられると、ウクライナ情勢悪化に対する懸念から地政学リスクの高まりが意識され、安全資産を買う動きで金相場は堅調に推移しました。リスク回避的な投資行動は他のマーケットに広がっておらず、外国為替市場の反応は限定され、このところのドル円は1ドル=153円台〜155円台の比較的狭いレンジ間での値動き。国内金価格も底堅く推移しています。


■11月21日（木） 9:00

2024年11月20日（水）のNY金先物は続伸となりました。ロシアがウクライナに対し、2022年2月24日に全面侵攻を開始して11月19日（火） で1000日を経過しましたが、緊迫感を増すウクライナ情勢が安全資産の需要を高め、金相場の上昇要因です。ウクライナの長距離ミサイル攻撃を受けて、ロシアのラブロフ外相は適切な形で対応すると警告し、プーチン大統領は核兵器の使用基準を緩和する大統領令に署名。ロシアの報復攻撃の可能性にも懸念が高まっています。国内金価格は1ドル=155円台で推移するドル円の円安傾向も追い風に、リバウンド相場が継続して14,000円台中盤の水準に回復してきました。


■11月20日（水） 9:00

2024年11月19日（火）のNY金先物は続伸となりました。ウクライナがロシア西部ブリャンスク州の軍事施設を狙い、米国製の長距離ミサイルATACMSを発射攻撃したとの報道を受け、安全資産として金は買われました。ロシアは軍事施設で火災が起きたと発表していますが、20日（水）早朝段階では火災の規模は不明とされています。ロシアの報復攻撃の可能性から市場では地政学リスクの高まりが再び意識され、金にとっては買い材料です。他の金融市場を見ると、外国為替市場ではドルが買われ、暗号資産市場ではビットコインが買われています。国内金価格もリバウンド買いの流れです。


■11月19日（火） 9:00

2024年11月18日（月）のNY金先物は反発となりました。米国、イギリス、フランスなどがウクライナに対して、長距離ミサイルによるロシア攻撃を許可したとの報道が伝えられ、安全資産として金が買われました。ウクライナからの長距離ミサイル攻撃が実行されれば、ロシアは米国、イギリス、フランスに報復攻撃を行う考えを示唆しています。ドル建て金価格は6営業日続落によって下落相場に転じていたことから、リバウンド買いでどこまで買い戻せるか注目です。国内では植田日銀総裁が金融経済懇談会で講演し、事前予想通り利上げに関する踏み込んだ発言は無く、マーケットもサプライズ無しで推移しています。


[■11月18日（月） 9:00

2024年11月15日（金）のNY金先物は6営業日続落となりました。売り買いが交錯する中、発表された米小売売上高が予想を上回ったことを受けて売りが優勢に。米大統領選後の金相場は軟調地合いが続きますが、リバウンドの勢いも乏しく、ドル建て金価格は前日比でマイナスとなりました。外国為替市場でドル円は156円70銭台にまで円安ドル高が進行。その直後に為替動向は急転換し、153円80銭台へと3円近く円高が加速する場面がありました。12月に開催される次回の日銀金融政策決定会合では、0.25％追加利上げの観測が高まっており、円買い要因が浮上しています。国内金価格も為替の円高推移で値下がり傾向です。


【メディア情報】水野崇（CFP/1級FP技能士）が金・貴金属買取の「なんぼや」に金相場価格のデイリーコメントを提供


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