【CFP監修】<2024年11月>金相場・株式市場・ドル円ウィークリーコメント
ファイナンシャルプランナーの水野崇(CFP認定者/1級FP技能士)が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。
今週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。また、現在のドル建て金価格参考レート(XAU/USD)はこちらでご確認いただけます。
金相場価格・今週(9/2〜9/6)のデイリーコメント
■9月6日(金) 9:00
金買取価格相場 12,675円(前日比 +80円)※1g
2024年9月5日(木)のNY金先物は続伸となりました。市場予想を下回ったADP全米雇用報告を受けて買いが優勢の展開。その後に発表された米ISM非製造業総合指数が上昇したことで、金相場の上値は抑えられています。経済指標発表時には為替市場も大きな反応が見られ、ドル円は一時142円台後半をつける場面がありました。その後は144円台前半に戻すなど荒い値動きが見られ、本日の米雇用統計を控え神経質な取引となっています。国内金価格は円高要因で上値が重く、13,000円手前で足踏みしています。
■9月5日(木) 9:00
金買取価格相場 12,595円(前日比 -143円)※1g
2024年9月4日(水)のNY金先物は小幅な反発となりました。予想を下回った米雇用動態調査(JOLTS)求人件数を受けて押し目買いが優勢となり、ドル建て金価格は前日比プラス圏で終了。FRBの利下げ見通しから外国為替市場ではドルが売られ、1ドル=143円台前半にまで円高ドル安が進行しています。マーケットでは投資家のリスク回避姿勢が強まっており株式市場からも資金逃避の動きが見られます。国内の株式市場では8月上旬の歴史的な下落相場から二番底を探る動きで、日経平均株価は大幅に下落。急ピッチな戻り相場が続いていましたが、二番底を確認する下落は事前に想定されたことから、冷静な投資行動が求められる局面でしょう。
■9月4日(水) 9:00
金買取価格相場 12,738円(前日比 -152円)※1g
2024年9月3日(火)のNY金先物は続落となりました。ISM製造業景気指数が低調な結果であったことで米国経済への不安感が台頭。6日(金)の米雇用統計が予想を下回り景気悪化を示唆する内容であった場合、前月同様に株式市場の大幅下落を招くのではといったことが警戒され、投資家のリスク回避姿勢が強まりました。株式市場の下落、為替市場でのドル売りに加え、金相場も売りが優勢となり前日比マイナス圏で終了しています。FRBの利下げ開始を前に積極的な買いが見送られる中で、リスクオフ相場が継続する場合は8月前半同様の波乱相場も懸念されます。東京市場ドル円は1ドル=145円台前半の水準で推移しています。
■9月3日(火) 9:00
金買取価格相場 12,890円(前日比 +14円)※1g
2024年9月2日(月)のNY金先物はレイバーデーのため休場でした。外国為替市場ではドル買い・円売りが進み、一時1ドル=147円台前半をつける場面がありました。6日(金)の米雇用統計を控え参加者も限られる中でやや円安ドル高が進行し、東京市場ドル円は146円台後半の水準です。円安を受けて国内金価格は買い優勢となっています。
■9月2日(月) 9:00
金買取価格相場 12,876円(前日比 +54円)※1g
2024年8月30日(金)のNY金先物は反落となりました。米PCEデフレータが予想通りの結果であったことから、米利下げ見通しに影響なしと受け止められ、外国為替市場でドルの買い戻しが進みました。ドルと逆相関関係にある金にとっては売りに押される展開です。ドル円は1ドル=146円台前半にまで円安ドル高が進行し、戻り高値を試す動き。9月17日(火)〜18日(水)に開催される米FOMCで、FRBは0.25%の利下げに踏み切ることが確実視されています。今週は、2日(月)はレイバーデーで米国市場が休場、6日(金)には重要イベントの米雇用統計を控え、様子見姿勢が強まる週でしょう。国内金価格は、依然として13,000円前後の揉み合い水準が見込まれます。
【メディア情報】水野崇(CFP/1級FP技能士)が金・貴金属買取の「なんぼや」に金相場価格のデイリーコメントを提供
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