【メディア情報】金相場価格デイリーコメント週間まとめ（8/12〜8/16）

ファイナンシャルプランナーの水野崇（CFP認定者/1級FP技能士）が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。


今週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。また、現在のドル建て金価格参考レート（XAU/USD）はこちらでご確認いただけます。

金相場価格・今週（8/12〜8/16）のデイリーコメント

■8月16日（金） 9:00

2024年8月15日（木）のNY金先物は反発となりました。発表された米小売売上高が予想以上の強い結果であったことを受けて米国の景気鈍化懸念が後退、外国為替市場ではドル買いが加速し、株式市場も大幅続伸となっています。米利下げの9月開始見通しに変化はないものの、市場で予想されている利下げ幅については縮小されるといった見方が台頭、0.5％から0.25%に振れています。米小売売上高の発表直後には、ドル円相場が約30分間で2円以上も円安方向に推移し、1ドル＝149円台をつけています。国内の株式市場も大きく反応しており、16日（金）8:45現在の日経225先物が前日比1000円高と大幅上昇で推移、再び円安株高の流れです。


■8月15日（木） 9:00

2024年8月14日（水）のNY金先物は反落となりました。前日発表のPPIに続いて米消費者物価指数（CPI）が市場予想を下回ったことで、市場ではインフレ下降傾向を裏付ける結果と受け止められ9月の米利下げ観測が再確認されました。最高値圏に位置しているドル建て金価格は、CPIの結果を受けて利益確定の売りに押され前日比マイナス圏で終了。国内では、岸田首相が自民党総裁選に出馬しない意向を表明しましたが、株式市場や為替市場の反応は限定的であり、マーケットにはほとんど影響がありませんでした。


■8月14日（水） 9:00

2024年8月13日（火）のNY金先物は5営業日続伸となりました。インフレ指標である米生産者物価指数（PPI）が予想を下回ったことで、FRBの9月利下げ観測が一段と高まり、外国為替市場ではドルが売られました。金利の付かない金はドルの代替資産とされますが、ドル建て金価格は押し目買いに支えられ、終値ベースで過去最高値を連日で更新しています。国内金価格に影響を与えるドル円相場は、東京時間では1ドル＝146円台後半の水準に位置し、8月9日（金）以降は146円〜147円台の推移が続いています。


■8月13日（火） 9:00

2024年8月12日（月）のNY金先物は大幅続伸となりました。FRBの利下げ見通しと米国債利回り低下を受けて買いが優勢となり、ドル建て金価格の終値ベースで過去最高値を更新しました。テクニカルでみても7月25日（木）と8月5日（月）のそれぞれの安値が綺麗に切り上がって上昇トレンドを形成、もう一段の上昇を示唆しています。金融市場全体が落ち着きを取り戻しつつあり、下押ししてもすぐに押し目買いが入りやすい状況であることから、今後も堅調な推移が見込まれます。国内金価格もしっかりとした展開で大きく値上がりし、13000円台回復に迫っています。


■8月12日（月）

コメント休み


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