【メディア情報】金相場価格デイリーコメント週間まとめ（7/29〜8/2）

ファイナンシャルプランナーの水野崇（CFP認定者/1級FP技能士）が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。


今週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。また、現在のドル建て金価格参考レート（XAU/USD）はこちらでご確認いただけます。

金相場価格・今週（7/29〜8/2）のデイリーコメント

■8月2日（金） 9:00

2024年8月1日（木）のNY金先物は続伸となりました。パウエルFRB議長の発言によって9月利下げ開始見通しが高まり、金相場は3営業日連続の上昇です。1日（木）にはイギリスの中央銀行が2020年3月以来4年5ヶ月ぶりに0.25%利下げを決定しました。世界各国の金融政策はグローバルマネーの流れを変化させますので、日銀の追加利上げの影響から為替市場では日米の金利差縮小を見込んだ円買いドル売りの流れです。ドル円は一時1ドル＝148円台中盤をつける円高ドル安場面がありました。円高進行は国内輸出企業の業績下振れへの警戒感にもつながり、2日（金）8:50現在の日経225先物価格は前日比1400円を超える大幅下落で推移しています。2日（金）の株式市場は先物主導で売りが加速する展開が懸念され、本日も大荒れ相場になるでしょう。


■8月1日（木） 9:00

2024年7月31日（水）のNY金先物は続伸となりました。日銀は金融政策決定会合で政策金利の0.25％引き上げを決定。マイナス金利政策を解除した2024年3月以来4ヶ月ぶりの追加利上げの実施で、政策金利は2008年12月の水準に達しています。植田和男総裁は会合後の会見で、さらなる追加利上げの可能性も示唆。また、米FOMCではパウエルFRB議長が9月利下げの可能性に言及しました。2つの重要イベントを通過したことで、日米の金利差縮小によりドルが売られ金相場は上昇、東京市場ドル円は1ドル＝149円台後半の円高ドル安方向で推移しています。国内金価格はドル円相場の影響を受けますので、今後は上値の重い展開が想定されるでしょう。


■7月31日（水） 9:00

2024年7月30日（火）のNY金先物は大幅反発となりました。自立反発が入りやすい水準に位置していたことで金相場は押し目買いに支えられています。31日（水）は米FOMCと日銀金融政策決定会合の結果がそれぞれ発表されます。日銀会合では0.25％の利上げ検討とのリーク報道が市場で伝わりました。利上げ観測報道に伴い外国為替市場で円相場は乱高下。一旦ドル買い戻し先行で1ドル＝155円台だったドル円相場は、152円台にまで急速に円高ドル安が進行。この動きに連動する形で、日経225先物価格も大幅に下落しており、本日は大荒れ相場に注意が必要です。


■7月30日（火） 9:00

2024年7月29日（月）のNY金先物は小幅反落となりました。金融マーケットは今日30日（火）～31日（水）の 米FOMCと日銀金融政策決定会合を前にした様子見ムード。FRBの利下げ期待は高まっていますが、日銀の追加利上げについては不透明。発表されるまでは動きづらい状況が続きます。東京市場ドル円は1ドル=153円台後半で推移し、国内金価格は13,000円前後の水準です。


■7月29日（月） 9:00

2024年7月26日（金）のNY金先物は反発となりました。このところの大幅下落で値頃感から買われやすい水準に位置しており、米個人消費支出（PCE）価格指数の鈍化傾向でインフレ状況の改善が示され、金相場は買い優勢の底堅い展開でした。月末の30日（火）～31日（水）は米FOMCと日銀金融政策決定会合が開催されますが、8月1日（木）のISM製造業景気指数と2日（金）の米雇用統計など、重要イベント目白押しの1週間です。外国為替市場や株式市場、債券市場など金融マーケット全般が大荒れとなる可能性もあり、投資家は冷静な判断が求められるでしょう。7月末には日米の金融政策に何らかの方向性が示されるのか大いに注目されます。


【メディア情報】水野崇（CFP/1級FP技能士）が金・貴金属買取の「なんぼや」に金相場価格のデイリーコメントを提供


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