金相場価格デイリーコメント週間まとめ(9/23〜9/27)
ファイナンシャルプランナーの水野崇(CFP認定者/1級FP技能士)が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。
今週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。また、現在のドル建て金価格参考レート(XAU/USD)はこちらでご確認いただけます。
金相場価格・今週(7/22〜7/26)のデイリーコメント
■7月26日(金) 9:30
金買取価格相場 12,770円(前日比 -201円)※1g
2024年7月25日(木)のNY金先物は大幅反落となりました。市場予想以上の米国内総生産(GDP)が売り材料となり、さらには中国人民銀行が利下げを発表したことで下げが加速しました。中国の実態経済が予想以上に悪く、これまで金の実需買いを進めてきた中国勢の需要減少が懸念されています。日銀の追加利上げの可能性から、ドル円相場は一時151円台後半にまで円高ドル安が進行しました。利上げへの警戒感は株式市場にも波及し、25日(木)の日経平均株価は今年最大の下落幅です。国内金価格も主だった買い材料がない展開で、13,000円を下回っています。
■7月25日(木) 9:30
金買取価格相場 12,971円(前日比 -238円)※1g
2024年7月24日(水)のNY金先物は続伸となりました。市場予想を下回った米新築住宅販売が買い材料であったものの、米総合購買担当者景気指数(PMI)の上昇を受けて売りが強まり、金相場は上げ幅を大きく縮小しています。7月11日(木)に実施された政府・日銀の為替介入以降、外国為替市場で円買いドル売りが止まらず、ドル円は一時153円台前半にまで円高ドル安が進行しました。30日(火)〜31日(水)の日銀金融政策決定会合を前に、追加利上げへの警戒感から日経平均株価も下げが続いています。この流れを引き継ぎ、25日(木)は大幅下落で寄付きとなりました。
■7月24日(水) 9:30
金買取価格相場 13,209円(前日比 -8円)※1g
2024年7月23日(火)のNY金先物は反発となりました。下落が続いていたことでの自立反発狙いの買いと、米国債の利回り低下を受けて金相場は堅調に推移しました。外国為替市場でやや円高ドル安が進行し、東京市場ドル円は1ドル=155円台中盤~後半の水準です。来週の日銀金融政策決定会合を控え、国債購入の減額と利上げについて織り込む動きが見られます。ただし、今回の日銀会合で追加利上げが実施されるのかは不透明な状況でもあり、日米共に重要イベント控えた様子見ムードが続きます。
■7月23日(火) 9:30
金買取価格相場 13,217円(前日比 -113円)※1g
2024年7月22日(月)のNY金先物は小幅ながら4営業日続落となりました。月末の米FOMC待ちで積極的な売買が手控えられる中、米大統領戦のニュースによってやや売り優勢の展開で推移しました。バイデン米大統領が選挙戦から撤退を表明したことで、ハリス副大統領が新たな民主党候補に一本化される見通し。これにより民主党勝利の可能性が上昇し、ポジション手じまいの動きが見られました。ブラックアウト期間中で要人発言はなく、1ドル=157円ちょうど近辺のドル円相場を受けて、国内金価格も小動きです。
■7月22日(月) 9:30
金買取価格相場 13,330円(前日比 -112円)※1g
2024年7月19日(金)のNY金先物は大幅続落となりました。19日(金)に発生したマイクロソフト社の世界的な大規模システム障害によるリスク回避の換金売りと、高値更新直後の利益確定売りが重なり、下げ幅を大きく広げる展開でした。現在のドル建て金価格は7月17日(水)高値と6月26日(水)安値の半値押し水準に位置しており、直近は押し目買いが入りやすい状況でしょう。ドル建て金価格の下落の影響を受けて、20日(月)の国内金価格も大幅下落となっています。
【メディア情報】水野崇(CFP/1級FP技能士)が金・貴金属買取の「なんぼや」に金相場価格のデイリーコメントを提供
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