金相場価格デイリーコメント週間まとめ（7/15〜7/19）

ファイナンシャルプランナーの水野崇（CFP認定者/1級FP技能士）が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。


今週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。また、現在のドル建て金価格参考レート（XAU/USD）はこちらでご確認いただけます。

金相場価格・今週（7/15〜7/19）のデイリーコメント

■7月19日（金） 9:30

2024年7月18日（木）のNY金先物は続落となりました。FRBの利下げ期待から押し目買いが入り底堅く推移していたものの、米国債の利回り上昇によって上値を抑えられる展開でした。20日（土）からFRB当局者が金融政策発言を自粛するブラックアウト期間に入るため、直前の19日（金）は要人発言が注目されます。前日にトランプ前大統領の発言によって一時的に円高ドル安に振れたドル円相場ですが、円高は続かず1ドル＝157円台前半の水準に戻りました。円安要因によって、国内金価格も堅調な価格推移が続きます。


■7月18日（木） 9:30

2024年7月17日（水）のNY金先物は反落となりました。米金融当局者から利下げ時期が迫っているとの発言が相次いだことで、FRBの9月利下げ観測の高まりが金相場を下支えし、ドル建て金価格は上昇場面がありながらも利食いに押され前日比で下落となりました。ウォラーFRB理事は「利下げ時期が近づきつつある」、ウィリアムズNY連銀総裁は「数ヶ月以内に利下げが妥当となる」などと述べています。利下げ観測が買い材料の株式市場では、NYダウ平均株価が過去最高値を連日更新しています。外国為替市場では、トランプ前大統領が円安ドル高への強い懸念を表明したことが市場で伝わり、円売りポジションの巻き戻しの動きが見られ、東京市場ドル円は1ドル＝155円台中盤の水準で推移しています。


■7月17日（水） 9:30

2024年7月16日（火）のNY金先物は大幅続伸となりました。FRBの早期利下げ開始を織り込む流れが続き、リスクオン地合いが世界的に広がりを見せています。利下げは株式市場のプラス要因であることから、NYダウ平均株価とS&P500指数が揃って過去最高値を更新。本来株価と逆相関の関係である金相場も上げ足を強める展開で、ドル建て金価格は5月20日（月）の直近高値を上回り約2カ月ぶりに史上最高値を更新しました。東京市場ドル円は1ドル＝158円台前半～中盤の円安水準で推移し、国内金価格も大幅上昇で過去最高値を更新しています。


■7月16日（火） 9:30

2024年7月15日（月）のNY金先物は反発となりました。ニューヨーク連銀製造業景況指数が市場予想を下回り買い優勢でしたが上値も抑えられました。ドル建て金価格をテクニカルでみると、7月3日（水）以降の上昇によって三角保ち合いから上放れし、下値を徐々に切り上げています。あと30ドル程度に迫る5月20日（月）の直近高値を明確に上回ることができれば、上昇トレンドへの相場転換が期待できる水準です。国内金価格は円安要因からすでに上昇トレンドが形成され過去最高値を更新しています。このまま高値更新が続けば、早期の14,000円超えも期待できるでしょう。


■7月15日（月）

コメント休み


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