金相場価格デイリーコメント週間まとめ（7/8〜7/12）

ファイナンシャルプランナーの水野崇（CFP認定者/1級FP技能士）が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。


今週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。また、現在のドル建て金価格参考レート（XAU/USD）はこちらでご確認いただけます。

金相場価格・今週（7/8〜7/12）のデイリーコメント

■7月12日（金） 9:30

2024年7月11日（木）のNY金先物は大幅続伸となりました。米国の金融政策見通しを左右する重要なインフレ指標の米消費者物価指数（CPI）が発表され、市場予測を下回ったことでFRBの早期利下げ観測が一段と高まり、日米の金利差縮小を織り込む動きから外国為替市場で円買いドル売りが加速しました。CPI発表後には政府・日銀による為替介入が実施され、ドル円相場は乱高下。わずか40分間あまりで、1ドル＝161円台中盤から一時157円台中盤にまで約4円の変動、円高ドル安が急速に進む場面がありました。金利の付かない金は買われ大幅に上昇しましたが、国内金価格は円高がマイナス要因となり上値を抑えられています。


■7月11日（木） 9:30

2024年7月10日（水）のNY金先物は続伸となりました。リスクオン地合いで国内外の株式市場は続々と過去最高値を更新しています。そんな中、米国債の利回り低下を受けて金相場は買いが先行するも、パウエルFRB議長による利下げ慎重発言で上値は抑えられました。国内金価格は歴史的な円安ドル高が上昇を後押し、堅調な地合いが続きます。


■7月10日（水） 9:30

2024年7月9日（火）のNY金先物は反発となりました。パウエルFRB議長が議会証言でインフレ率はFRB目標の2％を上回っているとの認識を示したことが嫌気され、ドル建て金価格は売りが優勢の展開となりました。外国為替市場でもFRB議長発言で円安ドル高に振れ、10日（水）の東京市場ドル円相場は1ドル＝161円台前半〜中盤の水準です。


■7月9日（火） 9:30

2024年7月8日（月）のNY金先物は反落となりました。今週は9日（火）、10日（水）にパウエルFRB議長の議会証言を控え、さらには11日（木）の米消費者物価指数（CPI）と12日（金）の米生産者物価指数（PPI）が市場で注目されており、イベントリスクが意識され金相場の大幅下落につながりました。東京市場ドル円は、1ドル＝160円台後半で推移しています。


■7月8日（月） 9:30

2024年7月5日（金）のNY金先物は続伸となりました。注目されていた米雇用統計が市場予想の範囲内であったことから、FRBの9月利下げ開始見通しに変化なしとの見方が強まり、外国為替市場でドルが売られ金は大幅に上昇しました。ドル建て金価格はこれまでのレンジ相場を明確に上抜けたことで、今後の上昇可能性が一段と高まっています。米雇用統計の結果を受けて、ドル円相場は円安一服し1ドル＝160円台中盤〜後半の水準に位置。円安やドル建て金価格のレンジブレイクといった上昇を支援する好材料が相次いでいることから、国内金価格も過去最高値を更新しています。


【メディア情報】水野崇（CFP/1級FP技能士）が金・貴金属買取の「なんぼや」に金相場価格のデイリーコメントを提供


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