楽しく体を動かし、ダンスを通じて表現する喜びを伝えたい（1/3）

ジャズダンスとタップダンスのクラスを開き“踊れる体”づくりからスタート

　「心が動いて体が動けば、それがダンス。正しいポジションで体を使えば、いくつになっても続けられると考えています。特にジャズダンスは自由度が高く、映画音楽やJ-POPで踊ることもできるんですよ。タップダンスはステップにより自分で音を作り出し、リズムを刻んでいけるのが魅力です」

　そう話すのは、ダンススクール「MISA-DANCE-MANIACS（ミサ・ダンスマニアクス）」を主宰する山本美砂さん。現役ダンサーとして活躍し、ジャズダンス、タップダンスのクラスを開講しています。

　「当方では、リハビリを原点とするピラティスや、体幹を鍛えるのに役立つクラシックバレエを取り入れた基礎トレーニングを重視。インナーマッスルを強化し“踊れる身体づくり”から始めますので、初心者でも大丈夫です」

　美砂さんのもとに集うのは、スキルを磨きたい人、スタイルアップを目指す人、自分の心身と向き合いたい人など、目的もレベルもさまざま。おもに30～60代の男女が仕事帰りや週末に汗を流します。

　スタジオは和気あいあいとしたアットホームな雰囲気で、「レッスンは生活になくてはならないもの」と、10年以上通っている人も複数いるそうです。
　「技術の習得も大事ですし、時には厳しいことも言いますが、良い関係性があってこそ。生徒さんとは、人として、友人として関わりたい思いがあるので、クリスマス会、お花見、食事会などイベントを企画しています。年代も性別も職業も違う方が、ダンスを通して家族のように仲良くなれるのがうれしいですし、生き生きと踊る生徒さんの姿が、私自身の心の栄養になっています」

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【次ページ】ミュージカルとの出会いからダンスの道へ。豊富な舞台経験を糧にインストラクターとして始動

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