【クレーム対応の基本の「き」】
こんにちは。声のイメージコンサルタントの斉川貴子です。
今日はヒゲについてお話を。
ヒゲはヒゲでも『言葉のヒゲ』です。
『言葉のヒゲ』と言われても馴染みのない方が多いですよね。
でも、皆さんよく耳にしているものですし、やりがちなこと。
人前で話す時によく出てくる
「え~」「あの~」「えっ~と」「それでですね~」などなど
話している中で出てくる意味を持たない言葉
これを『言葉のヒゲ』と言います。
緊張のあまり、間がとても長く感じられ怖くなると出てきます。
聞き手からすれば、一度耳に障り始めると「あの~」「え~」などのヒゲが気になり話の内容に集中できない事があります。
あなたにもそんな経験はありませんか。
以前、ある勉強会に参加した際に登壇した先生が「え~」「それでですね~」などの言葉が多い方でした。
内容以上に言葉のヒゲが耳についていましたが、休憩に入った時に同じ受講者に
「先生の『え~』とか『それでですね~』などの言葉が気になって全く内容が入ってこない。
喋りの専門の斉川さんから言って頂ければ先生も素直に聞いてくれそうだしカドがたたないでしょ。
直す事を心がげるように一言言ってくれないかなぁ」
と相談された事がありました。
しかし、その時は私も受講者で教えて頂く立場という考えが優先され先生に言わないまま終わりました。
今思えば、その先生の為にはやんわりと伝えれば良かったと思います。
なぜなら、話し手は意外と言葉のヒゲを発している事に気づいていないからです。
話しの中に「え~」「あの~」といった意味を持たない言葉のヒゲがぼうぼうと生えていては
説得力がなく自信のない印象の話し方になります。
いらないヒゲは抜いてしまうに限ります!!
次の言葉を探すあいだの「間(ま)」は言葉を飲み込みましょう。
特に長文を話すと自分でもまとまりがつかなくなり言葉のヒゲが多くなります。
話す時のポイントは、一文を短くする事。
そして、もう一つ。
人前で話す時にはしっかりと話す内容を準備しておくことです。
話す事があれば言葉がすんなり出てきて言葉のヒゲはなくなります。
言葉のヒゲは「ノイズ」です。
ノイズカットを意識してしクリアな話し方を心がけてみませんか。
貴方の言葉が更にクリアに相手の耳に届きます。
聞き手もあなたの話の内容を理解しやすくなりますね!