KADOKAWAさんへのサイバー攻撃から考えること【システム会社目線】
以下のような記事を見つけました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc8b10031daf285d37641e89b01011158a22f318
概要としては内定を出すので、指定のフォーマットでスキルシートを作ってほしいと
言われていたが全く作らなかった。
会社側からの再三の依頼も無視し続けた結果、内定取り消しという結果になり、
それが無効として訴えたというお話のようです。
弊社と同じような業種のようですので、スキルシートは作成してほしいというのは
非常に理解でき、特段会社側の対応が問題であるとは思いません。
ただ、記事にもあるように内定を出すと契約とみなされるため、スキルシートを
先だししてもらう方がよかったのかもしれません。(後からなら何とでも言えますが…。)
今回裁判所が認めたというのが大きく、再三の会社側からの連絡に対して無視し続けたあげく、
業務を放棄したとみなされたのではないかと思われます。
弊社も技術者をお客様にお出しして仕事をさせていただいており、このケースに当たる部分も
ありますが、社会人としての礼儀マナーがなっておらず、その上コミュニケーションが成り立たない
となればお客様との対応に出すことはできないため、取り消しというのは理解できます。
記事からポジションとしてプロジェクトマネージャーないしリーダークラスの募集であると思いますので、
その状況でマネジメントや顧客折衝ができるとは思えないというのも想像しやすいのではと思います。
ただ、疑問なのは会社のいうことを聞かないのに仮に内定が出されたとして、素直に行くのかとも思います。
ご本人が何を考えたのかはわかりませんが、労力をかけてやる価値というのはないように思えます。
何度か転職した身としては気に入らないのであれば断って別のところを受ければいいのにと思います。
個人の価値観ですので、訴えること自体は別にかまわないとは思います。
さて、日本は解雇規制がまだまだ厳しく労働者のほうが有利である状況は変わりません。
ただ、数回あっただけでその方を見極めるというのは正直厳しいというのは実情です。
企業側からも理由があれば解雇できるようにはしてほしいと一経営者としては
思うところもあります。(話し合いで終わるならそれに越したことはないですが)
弊社でも採用活動をしておりますが、技術も大事ではありますが、今回問題となった、
礼儀マナーやコミュニケーション能力・弊社との相性を中心に見ております。
考え方の違いなどはあると思いますが、技術は入ってからでも努力で何とかできる部分はありますが、
性格であったり、考え方というのはそう簡単には変わらないと思います。
そこで全然違う考えかただとやはり長い付き合いは難しいのではないかと思います。
可能な限り疑問解消するようにさせてもらい、そのような意識齟齬が起きないように務めていきたいと思います。



