システムの寿命について思うこと

笠原拓

笠原拓

テーマ:IT関係

IT業界は数年たてばほぼ入れ替わるというくらい新技術が多く出てきていると思います。
わかりやすい例でいればAI技術がそれにあたるでしょうか。
現場でエンジニアをしていた10年前から比べればその状況は大きく変わってきています。
その上で自分たちの知識やスキルを常にアップデートしなければいけない状況は、
エンジニアにとっても大変ではあります。

さてその前提でシステムを一度導入したら以降は保守・運用だけで事足りるという方が
一定数いらっしゃいます。
ただ、残念ながらそういえない事情もあります。

先に述べた通り技術は数年で新しくなってきており、進化のスピードというものが非常に速いです。
そのため、以前使っていたものがサポート終了していたり、物理的な寿命を迎えたり、セキュリティ上
脆弱性がある状態だったり、様々な問題が噴出してきます。
ある程度は改修で済みますが、一定数を超えた場合には対処ができなくなります。
そのため、システムのリプレイス、リメイクなどが一定期間で依頼されることになります。

使えるのだから新しくしたくないとか覚えるのが面倒とか理解はできますが、
後回しにすることにより、使えなくなるリスク、壊れるリスクというものは発生します。
弊社もシステムを提供する立場ですから、どちらの立場も一定の理解はできます。
弊社製品に関しては使い勝手がほとんど変わらないように入れ替えを行っております。
ただ、一部動作や見た目が変わってしまうところはありますので、その点は周知の上変更するようにしております。

新技術がでれば旧技術は廃れていきます。以前使ったものは使えなくなります。
利用者としては思うところはあると思うのですが、提供側にも事情があるということはご理解いただければ嬉しく思います。

表題の寿命というところで考えると基本5年、できれば10年では更新したほうがよいと思われます。
10年たつと先に述べた通り壊れるもの、サポート終了になるものが増えます。
費用がかかるのはわかりますが、それを怠ったことにより、より大きな損害、損失を生むことになりますので、
古いシステムをお使いの方はご検討いただければ幸いです。

もう過去のシステムで知ってる人もいなければ情報もないという企業もいらっしゃると思います。
弊社で代わりに状況を把握し、ご提案することも可能ですので、その際は是非お声かけください。

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笠原拓
専門家

笠原拓(システム開発エンジニア)

株式会社MareSpera

店舗を経営している方々からのリクエストを基に直感的に使いやすいシステムを構築・販売しています。技術のプロとして正当に評価されるべく、プライドを持って多くの方に還元できるシステム開発を心がけています。

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