システムエンジニアを目指す方へ(2023年版)
以下のような記事を見つけました。
https://type.jp/et/feature/28898/
AIでコードが書けるようになっていくからプログラミングがエンジニアの業務じゃなくなるのでは
という話で、それをRubyの生みの親の方の視点でお話されている記事になります。
私がひとを評価する立ち位置ではありませんが、やはり技術者の方なのでいいことを言っていると思います。
是非、記事は読んでいただいてほしいと思いつつ、書かれている内容にたいして話ができればと思います。
まず、AIがプログラミングの仕事を奪うのかというところですが、現状は厳しいと思います。
各システムは企業の特性や状況、過去の経験などを踏まえてその業務にあうように作成をしています。
そのため、その業務を理解できていなければ適切なコーディングはできないとなります。
単純にコードをかけってことだったり、特に何も制約がない個人趣味で対応するものであれば
できなくもないですが、指示通りにしか動かないので、その指示が適切でなければ意図するものは作れません。
ですので単純な作業の効率化という部分はできますが、結局人間の知識で補正する必要があるので、
知識自体は必要となります。
なおこの方もお話されていますが、過去の若手がやって経験を積んできたことがAIに代替されることが
多くなっています。そのため、若手エンジニアの技術力向上が通常の業務では難しくなりつつあります。
ここは個人で乗り越える部分もありますが、業界全体として考える部分になるかと思います。
次に真の技術力とはありますが、技術はあくまで技術であり手段でしかないということです。
IT技術というのはこれ一つだけで成立しているものはあまりなく、元の業務・業種があり
それを効率よく利便性を上げるというものだと私は考えています。
そのため、様々な技術はあれど、それを使って今の課題、今後の課題にどのように向き合い
解決できるのかがというのが真の技術力だと思います。というよりは技術を使った解決力でしょうか。
以前の記事でも書きましたがAIは過去の情報を収集しその傾向が高いものを提示しているだけです。
必ずしもその企業やシステムに合うものをだしていません。
そことうまく付き合い使える人が技術者として成功していくものだと思います。
あと最後にこの方もおっしゃっていますが、とにかく経験を積む、自分で手を動かす。
これが大事だと思います。
若手には様々な経験をさせてあげたいと思いますが、状況で対応できないこともあります。
その場合は自分でやってみてほしいと思います。
なお、あくまでAIとプログラミングという話なので記事にはありませんが、
チームプレイがほとんどなので、コミュニケーション能力をはじめとした人間力も大事な要素だと
私は考えています。



