IT企業における技術力とは
あるサイトを見ていて表題のお話をされているところがあり、私としてもお伝えしたいところがあったため、
今回コラムに記載させていただきました。
システムの稼働は5年~10年程度と言われることがあると思います。
所謂家電などであれば物理的な部品がなくなるからわかるけど、システムが物理的な部品がないのに
なんでなのかと聞かれることがあります。
確かに物理的な部品は使っていません。
ただ、使うツールはその時々で変わっていきます。
そしてそのツールが未来永劫残っているわけではありません。
技術が進化すれば、それに伴い廃れるもの、なくなるものもでてきます。
なくなった技術を使い続けるリスクは当然でてきます。
セキュリティに関しても更新がされないからです。
そのため、エンジニアは新しいもので今の機能を保てることを考えます。
ただ、当然ツールが変われば動きが変わる、見栄えが変わるというのはございます。
プログラムで何とかできる部分もありますが、根幹の考え方などはどうやっても
難しいとなります。
一から作成すれば問題は確かに起きませんが、先人の知恵を使わないわけですから
費用も期間も膨大になります。それが耐えられるならそれでもよいと思います。
なお、リプレイスなどもとからのものを置き換えるだけなんだからお金も期間もかからないのでは?
と思われる方もいらっしゃいます。
機能面で悩む部分がありませんから新規で作るよりはかからないです。ただタイトルに書いた
現行踏襲前提となると無理やり対応するところも出てくるため、無駄な費用がかかることがあります。
使い慣れたものを変更するというのは確かに大変ではありますし、現行踏襲がよいと言われる理由はわかります。
ただ、上記でお伝えした通り、技術側にも理由があり踏襲できない場合があった場合は提案を受け入れていただきたいと思います。
楽をするために伝えているわけではなく様々なリスクを踏まえた上で提案していると考えてください。
なお、どうしても信用できない、専門家に見て判断してほしいという場合で、そんな専門家身近にいないよという場合は弊社にお声かけください。
そのあたりのご支援もしておりますので、問い合わせフォームからご連絡ください。



