PM(プロジェクトマネージャー)の役割について

システム開発をしているとPMという人からPL(プロジェクトリーダー)で作業者(エンジニア)という
体制で行う感じがあります。
他業種だとディレクターとかいう場合もありますが、いわゆるプロジェクトの管理者のことを指します。

さて、この管理者の仕事は何をするのが仕事でしょうか。
大きく分けて顧客調整とプロジェクト内の管理、外向きと内向きというところになります。

割と顧客との調整はイメージしやすいと思われます。
要望を踏まえてプロジェクトをどう進めるのか、場合によっては顧客とも調整をするという形になります。
言葉では割と簡単に書けますが所謂調整役ですからお互いの落としどころを考えつつ、自分で決めて持っていく
必要があります。
この部分は割とどの方も意識して作業されていると思いますが、問題はプロジェクト内の管理です。
所謂両輪で動く必要があるので、ここをきちんと対応していないと顧客調整もうまくいきません。

プロジェクト内の管理と一言で言いましたが、何をすればいいのでしょうか。
簡単に言えばプロジェクトを進めるためのルールを作成し、それを作業者に徹底してもらい、
必要な情報が集まるようにすることです。
技術部分はPLであったり、得意な作業者に任せてよく、あがる情報を判断すればいいです。
技術部分に夢中になり仕組み作りをおろそかにすることが失敗する一例だと思っております。

逆に仕組み作りをきちんとやり、作業者がそれに従い対応できていれば、大きな問題にはなりません。
プロジェクトは生き物という通り状況は色々変わっていくので、都度都度の対応が必要になるのも
確かです。
ただ仕組みがなければ、基準がないので作業者の道しるべがなくなります。
判断ができなく止まることが発生し、それが遅延になります。

前からこの方法でやっているとか別プロジェクトから持ってきたとか、利用するのは問題ないですが、
プロジェクトに合わせた形で都度考えているのかを改めて考えていただきたいです。
決め事が苦手な方が多い業界ではありますが、リスクをとってでも決められる人がやはりなるべきだと
私は考えます。

この部分は向き不向きがありますので、全体を見通して全体の利益を考えられるという部分を
重視していただきたいです。
私自身、技術部分は他のメンバーに頼っているところもあり、技術力というところでは、
現役メンバーから劣っているとは思われます。
ただ、そのメンバーから情報を吸い上げ、話をし、プロジェクトを進めるというところは
ある程度自信をもって対応しております。

もし、そのあたりでお困りの方いらっしゃれば是非お声かけください。
可能な範囲でお話させていただければと思います。