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不具合と仕様変更の違いについて【システム会社目線】

笠原拓

笠原拓

テーマ:IT関係

3年以上前の「不具合が多いシステムがリリースされるのはなぜ?」という記事に対し、
今も多くアクセスいただいております。
マスコミの報道や皆さんが不具合多いなと思う機会が多いので、定期的に調べられる方が
多いのではないかと考えております。

さてタイトルに乗せた不具合と仕様変更、お客様の認識は自分たちが思うものではないものが
できたので問題がある。不具合だと判断することが多いのではないでしょうか。
UI変更などの改善、改悪もこのあたりに属します。

webシステムを使っているお客様からすればどっちも大差ないと思いますが、
開発している側からすると全く異なります。

・不具合(バグ)
 製品を作り込む段階で混入したもの。指示は正しかったが作業者のミス

・仕様変更
 顧客側の要望により変更するもの。作業中に指示が変わるというイメージ。
 作業者のミスではないが作業があるのは不具合と同じ

不具合は開発者側の責任、仕様変更は顧客側の責任となります。
この切り分けがシステム開発にとって悩ませる部分です。
以前cocoaの件で開発・作業者の責任だけではないというのは顧客側の準備不足により、
要件(作業指示)が変わってしまい、不具合がでる土壌になってしまったということです。

以前の記事でも述べましたが、顧客側と開発側がお互い協力しなければよい製品は生まれません。
開発側の認識も当然変えて行くべきとは思いますが、顧客側も理解する姿勢が必要です。

弊社が受けている案件は比較的調整ができており、無理難題を言われることはほとんどありません。
ただ他の企業ではそうではないところもあり、業界全体に広がっていき、利用する側にも理解いただければ幸いです。

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笠原拓
専門家

笠原拓(システム開発エンジニア)

株式会社MareSpera

店舗を経営している方々からのリクエストを基に直感的に使いやすいシステムを構築・販売しています。技術のプロとして正当に評価されるべく、プライドを持って多くの方に還元できるシステム開発を心がけています。

笠原拓プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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