KADOKAWAさんへのサイバー攻撃から考えること【システム会社目線】
少し時間がたってしまいましたが、以下の話がありました。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2304/24/news085.html
概要としてはタイトル通りです。
経緯等の公開情報のみですので、一部想像が入ります。
ここでの問題は以下です。
1.事前テストなしのリリース
2.関係者への連絡なしのリリース
どんな製品やサービスでもそうですが、利用者に影響がでないように対応する。
影響が出る場合は事前に通知をするというのが原則です。
そのどちらもできていないというのはITの信用を失う重大な問題と思います。
度々記載していることでもありますが、私たちの仕事は関係者がいないということが
ありません。むしろ関係者だらけであるとも言えます。
その意味で2の方はより問題であるとも思えます。
ハードウェア障害や天災などで利用できなくなることはありますが、
これに関してはバックアップを別の場所に用意するとかくらいしか
回避が難しく致し方ないと思っていただきたいです。
ただ、今回の件に関しては人災であるという認識で開発者、保守者に関して
きちんとした指導を行うとともに再発防止の対応を行ってほしいと切に願います。